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「天地人の運勢鑑定」
を主宰している深川宝琉です。
ソチ五輪が中盤に入り、日本勢の実力に光明が差し始めてきました。
きょうはバレンタインデー（中国語で「情人節」）ですが、中国では元宵節（げんしょうせつ＝旧正月元旦から１５日目）と重なっています。
元宵節は春節（旧正月＝今年は１月３１日）から数えて、初めて満月になる日で、真冬なのですが、満月を愛（め）でるお目出たい日です。
実はバレンタインデーと元宵節が一致するのは１９年に一度しかありません。
つまり、バレンタインデーと元宵節が重なる次回は２０３３年。
西洋のキリスト教にちなんだ聖バレンタインの没日（ローマ兵士の結婚を禁じていたローマで結婚を隠れて容認した罪で死去）を讃えたバレンタインデーと東洋の伝統的な月の動きで見る旧暦（太陰歴＝農暦）の元宵節が重なることに中国人は特別な感慨を持って迎えるケースもあるのです。
香港では４９３カップルが、きょう（２月１４日）に結婚登録を行い、中国国内では北京、上海、広州、深セン（土ヘンに川）、武漢、杭州などの大都市部でホテルの予約率は１００％。とくにツイン、豪華ツインは通常価格よりも法外な額であっても予約で満室。１～２年前から予約したケースもあるというから、この意気込みは大変なものです。
日本では女性から男性へチョコレートを送るのが一般的ですが、中国、香港、台湾では男性が女性にバラの花を捧げ、愛を告げる日です。
ですから、花屋は大繁盛。とくに赤いバラは大売れに売れます。
ただ、今年は元宵節が重なることで、外へ出て、満月を見て、元宵節のランタンの飾り付けを楽しむのが一般的です。
ですから、屋外で月の光を浴びて運気を上げる日なのに、室内で男女の愛をはぐくむのは「ケシカラン」と声高に訴える占い師の方々も多いのです。
元来、元宵節（正月十五＝旧正月元旦から１５日目）は正月の「望の日（満月の日、旧暦一月十五日。日本でいう ところの小正月にあたる）」を祝う中華圏での習慣です。
灯籠(とうろう)を飾り、「元宵団子」とよばれる餡(あん) 入りだんご（家族円満を意味する「湯円」＝白玉風の団子）を食べる習慣があります。飾り提灯に書き張られたなぞの文句を解き明かしたり（なぞなぞの解き明かし）、花火を楽しんだりするのが年中行事ですね。
春節の終わりを告げ、本格的な春の到来の時期になることを意味する行事とも言えます。
紀元前１８０年ごろ、西漢の時代の皇帝である漢文帝は正月１５日に皇帝に即位し、これを祝賀するため、漢文帝はこの日を提灯祭りにしたのが始まり。
中国の占いの世界では、「三官大帝の一つ、天官大帝が誕生し、三官大帝の次に匹敵する玉皇大帝が古来の儀式に従って三日間、沐浴斎戒し、神仏を祀った日で禁欲すべき時期」（台湾の龍鶴居士）と話しており、禁欲とは程遠い恋愛の現象に嘆く声もあります。
もっとストイックに過ごせ、というのが本来の過ごし方だというのです。
一方では、元宵節は七夕と合わせて、中国の二大恋愛の時期と解釈している専門家もいます。
中国では映画「北京ラブストーリー」（写真左上）が大ヒット。バレンタインデーにピッタリの映画としてカップルで鑑賞するのに人気があります。
元宵節の日に若い男女が灯籠を一緒に眺め合って、デートをする。そんな中国文学は古代から表現されているのです。
宋代では、縁談のある男女が元宵節に婚約するのを選び、元のさやに収まった夫婦が元宵節に復縁の夕食をしなければならないとされるほどでした。
だから、今年のバレンタインデーが元宵節と重なる１９年に１度の日は、特別な縁起担ぎを中国ではするのです。
立春を終え、本格的な２０１４年（平成２６）年を迎え、一体、どのようなポイントを意識していけば、開運していくのか、だれもが関心を持つ時期となりました。
新しい年を迎え、甲午の年である今年がどんな年になるのか、中国人や韓国人のみならず、日本人も気になるところです。
中国人や韓国人の年配の方々と話をすると、「農暦（旧暦）はいい。農作業のそれぞれの時期を正確にわかるのは農暦のみ。天地自然、万物のリズムにピッタリ合っている」と共通の実感を強調されます。
ですから、天地自然のリズムと自分の運気を合わせながら、将来を見据えていくのです。
関心のある方は公式ウェブサイト「天地人の運勢鑑定」
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運命学スクール「宝琉館」 館長 深川宝琉
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