学生時代、スペイン語を専攻していました。
ある時、教授の一人が授業中にスペイン語の朗読テープを
聴かせてくれました。
そのときは何だか全然わからなかったのですが、
なぜか忘れられず、教授にテープを借りてダビングし、
時々、家で聴いていたんです。
内容は、最愛の妻を病気で亡くした詩人が、
その悲しみと妻との思い出を綴ったものです。
大学を卒業して20年近くたちますが、先日、
ふと思い立って、その朗読の音源を捜したくなりました。
それで、あれこれ調べたら、以下のようなことがわかりました。
メキシコの詩人Amado Nervoの「La amada inmovil」という
作品であるということ。
いろんな人が朗読していて、結構人気のある作品らしいこと。
というわけで、You Tubeで探してみると、
こんなのを発見しました。
聴いてみると、学生時代に教授に借りたものとは
朗読している人が違います。
でも、内容は同じような感じです。
↑これは、Enrique Rambalという人が朗読していますが、
教授のはManuel Bernalという人のような気がします。
Manuel Bernalの朗読は、効果音として時計の音や、
教会の鐘の音が入っていたり、プッチーニの歌劇
「ラ・ボエーム」のアリア「私が街を歩くと」などが
BGMとして使われていたりして、さらに、
Manuelの読み方が非常に叙情的で、
「スペイン語って美しいなぁ!」と実感できるものと
なっています。
教授は、オープンリールのテープの時代から
大切に聴いていると話していたので、録音時期は
1960年代以前だと思うのです。
どなたか、上の動画と同じ内容の朗読で、
読み手がManuel Bernalのものの音源のこと、
ご存知ないでしょうか?
情報をお寄せください。
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