中山記念(12年) | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『サドラーズウェルズ系が激走するツボ』

『サンデーサイレンス+ノーザンテーストorネヴァーベンド』

▼レース質 持続力&スタミナ

◎ダイワファルコン(ジャングルポケット×サンデーサイレンス)

エイシンアポロンの回避により、サドラーズウェルズ系の出走が無くなりました。
そこでもう1つの展望ポイントである、サンデーサイレンス

+ノーザンテーストorネヴァーベンド系の配合に注目しました。
当馬は母がサンデーサイレンス×ノーザンテーストの配合で、同じスカーレットブーケ一族のダイワメジャーが06年に2着していて、祖母スカーレットブーケも同コースの中山牝馬Sを制しています。
また、父グレイソヴリン系は08年・09年と連覇したカンパニーと同じで、ノーザンテーストとの組み合わせも同じです。
血統の通り持続力を求められる中山コースで5勝していて、この条件での安定感は抜群です。
土曜に多量の雨が降り、馬場が若干渋る恐れもありますが、重馬場の弥生賞で3着していてこの点も問題ありません。
中山記念はバランスオブゲーム・ローエングリン・カンパニーと2勝以上した各馬は先行して早め抜け出しでのレースで、ダイワファルコンもこの様なレースを得意とします。
展開はシルポートの単騎逃げはほぼ間違いなく、3番手位で追走し早めに抜け出す競馬が理想で、頭数が落ち着いたのも良かったです。
相手は強いですが、重賞ではこれ以上に適性がある舞台は無く、人気になる前に馬券の中心で買ってみます。


○フィフスペトル(キングカメハメハ×Bahri)

サンデーサイレンスの血を持たず、展望ポイントは満たしません。
しかし、母がネヴァーベンド系×ロベルト系と中山中距離重賞には打ってつけと言えます。
父ミスタープロスペクター系は近年では08年のエイシンドーバーくらいしか好走歴がありませんが、エイシンドーバーは母父ロベルト系の影響が強い持続力タイプでした。
少し遡りますが、01年にはKingmambo産駒アメリカンボスが優勝していて、キングマンボ系で中山コースを得意とする当馬は問題ないとみます。
2歳時からこの様な条件に出てくれば買いたいと思っていた馬で、3年程待ちに待った機会ですし、上位評価にします。


▲リアルインパクト(ディープインパクト×Meadowlake)

内枠で先行できる点はベストです。
血統的に他に推せる馬があまりおらず、繰り上がりで3番手評価です。


△トゥザグローリー、シルポート、レッドディヴィス


フェデラリスト(Empire Maker×サンデーサイレンス)

父Empire Makerはファピアノ系で、ベルモントSを勝つなどアメリカダート血統です。
更に母父サンデーサイレンスということで、芝ではスピード向きの配合です。
中山金杯・1000万と中山2000mで2勝していますが、いずれもレース上がりが34.6とスタミナ色が薄いレースでした。
中山記念は昨年は例外でしたが、35秒台になるケースがほとんどで、そのような展開になれば当馬はスタミナ不足を露呈すると思います。