小倉大賞典・きさらぎ賞・東京新聞杯(12年)回顧 | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

コメント、トラックバック等どんどんお待ちしております。

~小倉大賞典~

『開催4週目に訪れる馬場の中山化』

▼レース質 持続力&スタミナ

レースラップ 

12.3 - 11.6 - 12.0 - 11.5 - 11.4 - 11.6 - 11.7 - 11.9 - 12.3 

◎スマートギア(マーベラスサンデー×パドスール)
10番人気2着

今までほとんど後方からのレースをしていましたが、期待した通り加齢によるズブさもあったのか、中団からレースを進め最後はクビ差まで詰め寄り激走しました。
これまではこの血統らしからぬキレ味を武器にしていましたが、今回の走りがこの馬の本来の走りな気がします。
毎年開催時期が異なる小倉大賞典で、4週目開催に注目しネヴァーベンド系を狙った作戦は上手くいき、いい狙いが出来たと思います。

勝ったエーシンジーラインは無印でした。

本命馬が激走したのですが、勝ち馬が無印ではどうしようもありません。
中山金杯でもコスモファントムと0.1秒差の4着、小倉記念・中日新聞杯も僅差負けでしたので印を回すべきでしたが、それより他に印を打ちたい馬が多く、手が回りませんでした。

▲コスモファントムが1番人気3着でした。

平坦コースであればある程度ペースが流れても好走出来るようになってきているようです。
次の問題は坂があるコースです。

△ダンツホウテイが12番人気4着でした。

注目した2頭しかいないネヴァーベンド系が人気薄で2,4着でした。
これは今後も4週目開催では狙ってよさそうです。

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~きさらぎ賞~

『ペースメーカーと連動する好走血統』

▼レース質 スピード&瞬発力 

レースラップ 

13.1 - 11.5 - 11.9 - 12.5 - 12.7 - 11.6 - 11.3 - 11.3 - 11.1

◎スノードン(アドマイヤムーン×Lemon Drop Kid) 8番人気7着

ペースメーカーをポイントとしましたが、アドマイヤムーン産駒のアルキメデスが逃げる展開となり、グレウソヴリン・ボールドルーラー系が馬券に絡まない展開まではよかったです。
ラスト1Fで最速ラップを記録しているように直線だけの瞬発力レースでしたが、上位馬との力の差を見せつけられた感じでした。
重賞ではちょっと足りなさそうです。

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~東京新聞杯~

『馬場状態・ペースの重要度』

▼レース質 瞬発力&持続力

レースラップ 
12.5 - 11.0 - 11.6 - 11.8 - 11.7 - 11.1 - 11.3 - 11.8

◎ガルボ(マンハッタンカフェ×ジェネラス)
8番人気1着

コスモセンサーが絶妙なペースで逃げ、内から抜け出しギリギリで捉える最高のレースでした。
サンデーサイレンス系×ニジンスキー系らしい適度な瞬発力を前で使える事が出来、レースセンスもある馬です。
逆を言えばG1で必要なパンチ力は無いタイプですので、この様な条件がベストでしょう。

△コスモセンサーが4番人気2着でした。

久々に逃げる展開となりましたが、完璧なレース運びだったと思います。
これで差されたら仕方ないといった感じです。

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今週は小倉大賞典、東京新聞杯と本命馬が人気薄で激走しました。
ローカル芝中距離重賞は得意ジャンルですので、本命馬は納得いく結果でした。
しかしきさらぎ賞もですが、早い時期の3歳重賞はどうも苦手で、こちらは打開策を見つけなければなりません。