きさらぎ賞(12年) | 一歩深く競馬を考えてみるブログ

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血統から見出すコース適性を分析し、尚且つラップ傾向を加味した予想をしています。

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『ペースメーカーと連動する好走血統』

▼レース質 スピード&瞬発力

 このレースの好走血統は大きく分類してグレイソヴリンとボールドルーラーです。
07年~10年はこの血を持つ馬が毎年2頭は馬券圏内に入り、普通ならここから入るのがベターでしょう。
しかし、今年はこの血を持つ該当馬はサムライハート産駒・アグネスタキオン産駒で父母父に入ってるにとどまり、例年よりこの血を持つ馬が少ないです。

もう1点、グレイソヴリン・ボールドルーラーが馬券に絡むケースの特徴として、そのレースで逃げた馬もグレイソヴリン・ボールドルーラーの血を持っていたということです。

10年 メジャーテースト(父アドマイヤコジーン) 
09年 リーチザクラウン(母父Seattle Slew)
08年 メジロガストン(母父トニービン)
07年 アサクサキングス(母母父What Luck)

上記は07年~10年にペースを作った馬で、グレイソヴリン・ボールドルーラーの血を持つ馬が同類を連れてきている印象です。

しかし昨年はこの血を持っていないリキサンマックスが逃げる展開で、グレイソヴリン・ボールドルーラーの血を持つ人気馬が敗退しました。
今年も父母父に入っているに留まっているように、この血の影響が薄くなるのではと思います。


◎スノードン(アドマイヤムーン×Lemon Drop Kid)

父・母父ともにミスタープロスペクター系で、母母父Woodmanでこれもミスタープロスペクター系と、ミスプロだらけの血統です。
父アドマイヤムーンで父母父にサンデーサイレンスを持ち、芝では瞬発力しか使えないタイプで、スタミナは全くありません。
最近の京都芝重賞はシンザン記念・京都牝馬Sもですが、ペースがあまり上がらずある程度の位置にいた馬が差すだけの内容の薄いレースが続いていて、当馬が勝った萩Sも似た内容でした。
重賞レベルのスタミナが全くない弱点が、逆に武器になればチャンスがありそうです。

○アルキメデス(アドマイヤムーン×Seeking the Gold)

本命馬と同じアドマイヤムーン産駒×ミスタープロスペクター系です。
母母父Storm Catとこの馬も芝重賞で必要なスタミナは皆無です。
ある程度の位置で早めの競馬が理想です。

▲レッドアーヴィング(アドマイヤムーン×クロフネ)

◎○同様アドマイヤムーン産駒で母父ヴァイスリージェント系、母母父Seeking the Goldと○と似た配合です。
これもスタミナ要素皆無な配合で、同類配合で固めます。

△ジャスタウェイ、マジカルツアー、ワールドエース、ローレルブレット