今回はご相談の案件のお話
ご相談者 Aさん
従業員２０名前後の会社の建設関係で働かれている方
不景気で売り上げが激減していて、給料がダウンしている。
いろんなところで諸経費カットが言われる。
営業社員をたくさん雇ったり、広告を打ったりなどの企業努力は
してるんですが効果は上がらず黒字にはならないようだ。
決して高くない給料なのに、このままだとどんどん下がるし
「リストラが始まる」なんて噂もある。
同僚とも、やめようかといつも話しているが
資格もなにもないのでやめたとしても将来が不安
会社を変えるべきなのか
再就職をさがすべきなのか
とのご質問がありました。
細かいところは書けないですが
こんな感じです。
最近この手の質問はよくありますね。
どちらにするにせよ
どちらかに絞って本気で取り組まないと
難しい状況ですね
会社を変える
正直にいいますと
この場合Aさんが経営者でもない限り難しいです。
極端な話、「すべてを変えるんだ」
ぐらいの考え方が必要になってくるからです。
社長さんにはたぶん優先順位というものがあるはずです。
口に出すかは謎ですが
本心というのは必ずあります。
会社の存続なのか
自分の生活なのか
従業員のことなのか
などなどありますが
残念ながら全部を守りきるのは難しい
というか
無理です。
守っている時点で競争力は低下します。
大きな会社を見てください
リストラをして人員を削減すると
人件費がなくなりますので
会社に体力が戻ります。
それから攻めるんです。
立ち位置もあると思いますが
１従業員レベルではどうすることもできない話になってきます。
資格なしで再就職
円安で景気がよくなっていく
なんて言われていますが
どうなるかもわからないし
よくなるのは
成長分野にいる企業だけになります。
もし再就職を考えるなら
年齢にもよりますが、成長分野に就職することをお勧めします。
よくあるのは、今の会社と変わらないような
似たような会社に勤めること
当たり前ですよね
自分のもっているスキルがいかせるから
というのが主な理由ではありますが
それじゃないと経験も実績もない自分を雇ってもらえない
そりゃその通りです。
会社でもそう
自分自身でもそうなんですが
一時的な飛躍が欲しいのか
長期的なモノが欲しいのかです
自分自身がスペシャリストになる
このまま今の会社にいるのもよそにいくのも
あなたの自由ですが、絶対にしないといけないのは
自分自身の成長です。
いまからでもすぐにはじめるところはそれです。
なにをどうすれば良いのか？？
差別化です。
人とは違うことを
あなたのウリにすることです。
「会社内で自分しかできないことはなんなのか？？」
「電車に乗っていて
この車両で自分しかできないことはなんなのか？？」
「町をあるいていても
この人たちにできないで自分にしかできないものはなにか？？」
まあこれはモノのたとえですが
日本人１億２０００万人に対して
お医者さんは総数２９万人 （分野分けするとさらに減りますが）
約４００人に１人
弁護士さんは３万人
約４０００人に１人
これぐらいの割合になると
ものすごく重宝されるのがわかりますよね。
自分にできてこれぐらいの割合のものは
ちょっと考えてみてください
ありますか？？
普通はなかなかないんじゃないかな
お医者さんも弁護士さんも
血反吐を吐くほど勉強して
その分野のスペシャリストになっています
あなたしかできない特別なこと
１０人に１人ぐらいのものがあったら
今のところは十分なんじゃないかな
そこからさらに磨きをかけていけば
どんどん特別になっていくはずです。
はじめるのは今です。
なにもしないでいたら
状況は何も変わりません。
会社を変える
再就職
なんて考える前に自分を変える
必要とされる人間にまずなってみる
自分が変わらないと
すべての問題は良くはならない
というのが私の考えです。
今回も長々書いてしまいました
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。