機材紹介(1) SV-503 | カメキチの星と野鳥写真の部屋

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Star and Birdwatching by Kamekichi
かつて天文少年だったカメキチが、長い冬眠を経て、定年退職を機に星と野鳥写真の撮影を再開した記録です

こんにちは。カメキチです。

 

このブログを始めるにあたって、まず使っている機材を順にご紹介してみたいと思います。

まずとりあげたいのは、私が天体写真や野鳥撮影によく使っているSVBONYの望遠鏡SV503です。

前回アップしましたM42の写真をよくご覧いただくと、アクロマートレンズにはつきものの青ハロが盛大に出ていることにお気づきかと思います。その際に使ったKenkoのSE102も、アクロマートにしてはなかなかいいできで特に不満はなかったのですが、やはり収差が気になりました。

そこで2年程前に、今回ご紹介するSV503がアマゾンのタイムセールで出品されていたので思わず衝動買いした次第です。まだ円安になる前ということもあってでしょうか、今から思えば信じられないくらいの値段で新品のED屈折望遠鏡が買えたので大変嬉しかったのですが、結論から言いますと、大満足の一品です。

 

*ファインダーの台座は標準装備されておらず、後付けとなります。 

 

EDガラスを使った口径80mm F7 (メーカからは同じ名称で口径102mmと70mmのものも売られています)の対物レンズですが、メーカーではこれを「ED鏡筒」と呼んでいて、三枚玉を使った「アポ鏡筒」とは区別しているようです。というわけでこの製品はいわゆる「セミアポ」に分類されるのでしょうが、何はともあれ、まずこの鏡筒とを使った作例(M27 亜鈴星雲)をご覧ください。

 

(2022年9月22日 SV503 80mmF7  Pentax K-70 10秒露出200コマをStellaimage にてコンポジット)

 

すみずみまで写りをご確認いただけるように、敢えてトリミングせずにアップしましたが、諸収差もほとんど感じられず、周辺までシャープな星像が維持されているのがおわかりいただけるかと思います。次いで解像度を感じていただくため、SV503を使った月の写真もアップしておきます。

 

 

アップできるファイルの大きさに制限があるので、あまり精細な画像はお見せできませんが、十分な解像度が備わっていることがお分かりいただけるかと思います。

このSV503はデュアルスピード・フォーカサーが標準装備された接眼部も大変堅牢に出来ていて、かなり重いカメラを装着しても光軸がズレたりする懸念はないようです。ということで、別にSVBONYさんから何かいただいているわけではないのですが、この望遠鏡には個人的に大変満足しています。

 

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