元日に起きた能登半島地震について、被災された皆様にはお見舞い申し上げます。

 

 

 

 

正月早々に起きた大規模な地震災害、東日本大震災以来の大津波警報と、災害に遭われた方々に置かれては大きな恐怖と強い不安に襲われ、精神的にも体力的にもつらい夜を過ごされたことと思います。

 

被災地域では大規模な停電が発生した上、当日夜から翌朝にかけて気温は概ね摂氏5度以下~氷点下2度近くの厳しい寒さになったようです。停電は一夜明けた現在でも4万戸以上に上っています。

 

 

 

被災された方々には、重ねてお見舞い申し上げます。

 

またニュース等などで被災地で複数の家屋等建物が倒壊している様子が伝えられております。

 

 

 

大阪府民だった僕は、子どものころに阪神淡路大震災の端っこを経験しました。幼少期にはテレビで繰り返し震災の様子が流されていて、倒壊した建物に生き埋めになった方々の証言を何度となく再現ドキュメンタリーで見て、その度に地震被害の恐怖を刷り込まれたものです。30代以上の年代の関西人にとって、地震と建物倒壊の恐怖はある種の共通体験になっているのではと思います。

 

今回の能登半島地震で倒壊した人家の多くは、報道されているものを見る限り、木造の在来工法かつ瓦葺のものがほとんどのように見受けられます。古い日本家屋は耐力壁がほとんどない一方で、台風時の強風で屋根を飛ばされないように瓦葺の重たい屋根とトップヘビーな造りになっており、強い地震には非常に弱いものだと阪神淡路大震災のドキュメンタリーで見たことがあります。今回倒壊した家屋もそうだったのかもしれません。

 

家づくりを模索していたころ、耐震等級3を推しているとある地元のハウスメーカーさんで聞いた話では、耐震等級3は地震で崩れないワケではない、丈夫だからすぐには崩れない、逃げ出すだけの時間を稼ぐものだと思ってくださいと言われたことがあります。結局、古くても新しくても木造住宅には限界がある、ということですね。

 

京都大学の名誉教授は、今回の地震は南海トラフ大地震が近づている証拠、みたいなことをコメントしておられます。

 

 

家探しにおいて地震対策は避けて通れません。僕が積水ハウスの中古住宅を買ったのも、この家が築17年の軽量鉄骨造だったからです。少しでも地震に強い家を、と思ったからです。いずれ来ると言われている、あるいは言われていなくても、地震の可能性からは逃れられません。今回の能登半島地震はそのことを如実に想起させました。

 

 

 

 

 

 

こんなことなら、無理をしてでもヘーベルハウスを買っておけばよかったかも…と思ったりもしますが

 

 

しかし、そりゃ我が家の被害のことだけを考えるならばそうですが、地域全体が被害を被った場合、インフラがなかなか復旧しないとか、被災による人口減少で地域経済が立ち行かず商業店舗が営業できないだとかになれば、自分の家だけが健在だからというだけでそこに住み続けられる、生活を続けられるワケではありません。自分だけ助かったってどうにもならんわけね。

 

となれば、いざというときは生活拠点を移しても問題ないような状況で家を買う方がいいのかとも思います。国破れて住宅ローンだけ残るというのも悲惨なので地震保険は必須ですね…

 

日本人である限り、地震は他人事にはなりません。

 

といっても言ってる僕がまったく対策しておりませんけども🙄対策にもおカネがかかりますさかいに…

 

今回は揺れの話だけですけど、液状化現象や土砂崩れやら、今回の地震でも他に大きな被害がでております。災害が起きるとホント何がどうなるかわかりません。そしてそれは個人が対策するには限界がありすぎます。地震対策については、個人の努力はもちろんのこと、被害が起こってしまったあとに、被災者を社会全体で支える体制の充実こそ一番の対策かもしれませんね。