思わぬ掘り出し物の土地を発見し、ヘーベルハウスで家を建てる計画へと一気に傾くボー君。

例の土地で間取りプランと見積もりを出してもらう約束をする一方、ヘーベルハウス営業の大谷さん(仮名)からは、話を進めさせていただくにはヘーベルハウスの建築現場の見学会に是非参加していただきたいとの話が出ます。

ヘーベルハウスの性能をアピールするために、お客さんには漏れなく現場見学会や感性見学会に参加してもらっているのでしょう。


正直めんどくせー。


住宅展示場に行ったときに住宅の性能については嫌と言うほど聞かせてもらったので、もうそういう説明会とか遠慮したいんすけど…

ともいかず、別日に現場見学会に参加することに。見学会の現場で間取り案と見積もりの説明もいただけるとのこと。現場がお家から比較的近いこともあって了承します。


↑ヘーベルハウスHPからお借りしました

で、当日。

建築現場は住宅街と田園の混在する地域で、大きな農家さんの土地の一画に大きな平屋建ての建築現場がありました。屋根と外壁は出来上がっていて、内部は内壁はなく鉄骨がむき出しのスケルトン状態です。

さすが軽量鉄骨造りだけあって内部は大空間が確保されています。やっぱり在来工法の木造住宅と違い間取りの自由度はかなり高そうです。

延べ床面積はいくらくらいだろう?40坪ちかくだったように思えます。施主さんが大谷さんの担当だったようで、当日も現場を覗きに来たついでに大谷さんと談笑してらっしゃいました。30前後の若いご夫婦でした。

大谷さんから後から聞いた限りでは、実家の土地に新築で建てているそうです。

おカネ持ちなんだろうなぁ…実家が太い人が羨ましいぜ…

と、見学会もそこそこに、大谷さんから間取りプランと見積もりをいただきます。

間取りはmy DESSINのセミオーダーで二階建ての32坪。3LDK、1階はLDKと玄関ホールと水回りのみです。奥さん的には1階にもう1部屋欲しいそうですが、僕としては広いLDKを一つ確保しておきたいのでちょっと意見が食い違います。狭小住宅で1階に2部屋はむずかちい…

見積もりは工事管理費や地盤調査等を入れて総額4,200万円!

う~ん…僕の1馬力を前提にしてた当初予算から700万円オーバー。奥さんが扶養範囲内で働いた世帯年収から算定した予算4,000万円からも200万オーバーです。

しかし、ここから大谷さんの誠意ある(?)猛プッシュが始まります。

ヘーベルハウスのロングライフプラン、軽量鉄骨ALCならではの災害への安全性とずっと住み続けられる安心感。my DESSINの標準装備住設の豪華さ。間取りにも何にも、そこまで独自のこだわりのない僕たちからすれば極めて至れり尽くせりなものです。

そして土地は水物。僕たちの住む地域でも、いい土地は2週間で市場から姿を消すといいます。決断するなら早くするしかありません。

「前向きに検討していただけるなら、土地の売り主さんにお伝えして確保しておくこともできます」と大谷さんが決断を促します(今思えばめちゃくちゃ急かされてんな…)

僕はもう、ヘーベルハウスに決めちゃっていいじゃん!と思慮の浅い男気を発揮しますが、さすがに奥さんは「そんな簡単にお家決めっちゃっていいの!?」と慎重派です。

せめぎあいの中、そういえば生命保険の見直しのことでファイナンシャルプランナーのFさんにお会いする機会が1週間後にあることを思い出しました。

そこで「ヘーベルハウスさんで出来ればお世話になりたいと思っていますので、土地の方をキープしておいていただけますか?ただ、懇意にしているファイナンシャルプランナーさんに相談させていただきたいので、あと1週間ほど待ってください」と伝えます。

ただ、大谷さんとしてはもう一声ほしいようで

「いま現時点でのお気持ちの強さを聞かせていただけるなら、もう少し値引きを頑張らせていただきます」とかなり食い下がって来られます。

いや~~!そうは言われても~~!

と困っていると、さすがにこれ以上は失礼になると弁えてらっしゃるのか、スっと引いてくれました。

ただ、どうしてもファイナンシャルプランナーさんに相談したいと言うと

「FPの資格であれば僕も持っています!そのうえでこの見積もりならお二人のライフプランに無理ないと判断しておりますので、そちらのファイナンシャルプランナーさんも難しいとはおっしゃらないかと思います!」とのこと。

たしかに、扶養範囲内でのパートではなくフルタイム正社員を続けるなら、数字上は可能です。

果たしてどうなのでしょうか?

このあと大谷さんとは解散。

ただ、土地のことが気になったので、ファイナンシャルプランナーさんにお会いする前に、別の機会に僕一人で現地を偵察することにしました。

実はこの時、まだちゃんと現地の土地を確認していなかったんですね(マジかよ)

そして、この土地にはちょ~~~~っと癖がありそうなことを、このあと知ることとなるわけです…