僕が中古住宅を買うに至った経緯は過去に書きましたが

 

 

 

 

 

今回は実際に住んでみて、改めて中古住宅を買ってよかったと思う点を記しておきます。

 

 

 

まず、第一に

 

 

価格

 

 

そう

 

結局のところ、世の中ゼニやゼニ

 

というわけでして、今回、ボー君が購入した積水ハウスの中古住宅は、登記費用等諸経費コミコミで2,300万円という、僕としてはお得なお値段でした。

 

駐車場2台分、カーポート付き、ウッドデッキ有、延床面積37坪、軽量鉄骨造、そして外構含めほぼ全て積水ハウス施工。そんなお家を年収500万円の僕がローンに余裕をもって手に入れられる、という話は、中古住宅以外にあり得ませんでした。

 

特に僕が住んでいる地域は南海トラフ巨大地震で被災が予想されておりますので、地震や自然災害に耐えられる強固な躯体は必須条件であります。そして万が一、大災害に被災し居住継続が難しくなっても、致命傷にならない程度のローン負担に抑えることも必要でした。こういった条件を満足させられるのも、中古住宅以外にありませんでした。

 

こうして中古住宅を買った後にこそ思うのですが、年収500万円で土地から新築一戸建てを買うというのは、非常にムチャなことなのではないか?そりゃ、買うだけ、建てるだけ、というのであれば可能であろうと思います。理屈で言えば年収の7倍~10倍まで住宅ローンを組めてしまえるので、妥協さえできれば4,000万円ぐらいで新築一戸建てを建てられるでしょう。

 

しかし、そのあとの生活や老後のリスクを考えると、とても心に余裕のある生活を送れるとは思えません。もし万が一の何か一つでも起これば、すぐに重大な問題を惹起してしまうのでないでしょうか。やっぱり、費用は安いに越したことはないと考ええるんですよね。

 

 

んで、第二に

 

安定感

 

お家のトラブルって経年劣化によるものがクローズアップされると思いますが、一方で住み始めの頃もトラブルが多いものではないでしょうか?

 

究極的に言ってしまえば、お家って、特に注文住宅などは、実際に建って人が住み始めてみないとどうなるか分からないじゃないですか。設計から打ち合わせから多くの体力を使って、いざ夢の新築マイホームが建ってみて、住んでみると、まさかこんなことになるとは思わなかった、みたいなトラブルがそこで初めて発覚する、とか。

 

その点、中古住宅は(前の住人の方にもよりますが)不具合のようなものはあらかた対応され尽くしていて、取り除かれた状態になっていて、住んでみてから問題を感じることは(僕の場合は)ほとんどありませんでした。

 

それに、僕のお家の場合は、お子さんが大学生になるまでここで過ごしたという実績が、ここならやっていける、という安心感の源になっていたようにも思います。

 

 

最後に、お手軽さ、ですかね~

 

僕がこのお家を買うのに仲介の積水ハウス不動産さんとお話したのは、片手で足りる程度しかありません。当然、何度も何度も打ち合わせやら進捗状況の確認やらで体力を使うことはなく、欲しい!となったらすぐ契約、そして1カ月も経たずに引き渡しです。このスピーディーさは中古住宅ならではですよね。なかにはお家を買うのにもっともっと時間をかける方もいらっしゃるようなのですが、色々な売主さんのお話を見ていると、時間をかける人ほど結局決まらない、って感じで、トントンと買ってしまったのは結局良かったと思います。

 

 

と、ここまで書いてしまいましたが、最初の価格の話以外は全部「僕の場合の売り主さんは」という但し書きがつきます。

 

不動産は縁、と言いますが、もちろん中古住宅もその例外ではありません。特に物件だけではなく、人との縁です。やはり中古住宅は、素敵な売主さんから買わせてもらうべきだと思います。

 

今回僕は売主さんに恵まれたのだと思います。引っ越しに先立って新居周りの挨拶も済ませましたが、ご近所さんも良い人ばかりで、しかも閑静な区画でした。やっぱり、そういう人たちが集まるところなのだと思います。

 

中古住宅を買うなら、売主さんの生活ぶりが直接お目にかかれる所有者居住中の物件がいいのではないかとも思います。

 

繰り返しますが、中古住宅はご縁によるものなので、良いと思うものがないのに、僕が薦めたからといって無理やり納得して買う必要はないのです。良いものと巡り合うまで根気強く探しましょう。ただ、ついに巡り合ったら、逡巡せずに思い切りよく決断するのもアリかと思います。

 

皆様が素敵なマイホームに巡り合えますように。