掘り出し物の積水ハウス中古住宅を見つけたボー君。

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当該物件は住宅街の奥まったところにある、南東角地の一軒家です。土地面積は40坪、土地自体は広くありませんが角地緩和の恩恵もあり延べ床面積は37坪あります。駐車場は軽自動車なら3台停められ、我が家は普通車と軽自動車ですが、詰めて停めればお客さんの軽自動車ももう一台入ります。駐車場とは別にテラスと植栽用の小さなお庭もあり、自転車を2台停めるスペースもありました。さらにカーポート付きです。

土地は決して広くはありませんが、コンパクトに綺麗にまとまっている感じでした。

そして、いよいよ売主様とのご対面です。

積水ハウス不動産担当営業の大平さんと川山さんとともに玄関へと進みます。玄関ポーチはちょうどいい広さの寄り付きになっていて素敵です。今の借り家は小さな庇がついているだけなので、雨の日に奥さんと出かけて帰ってきたときなどは、雨に濡れないよう玄関前でぎゅうぎゅうになるので羨ましいかぎり。


いざおじゃまします!


お出迎え頂いたのは売主様のTさん!の奥様!

 

シャッキシャキの若々しいお方で、年のころは40代?のようですが、後からきいた話、お子様が大学生になるとのことで、実際はもうちょい妙齢の方かもしれません。しかしとにかく若々しい。タレントの友近さんをシュッとして若干上品にした感じのお人です。

一見して好印象のTご夫人、挨拶もそこそこに引っ込もうとされます。

で、普通、内見って仲介してる不動産業者さんが案内してくれるもんですよね?なんですが、若いイケメンの大平さんと川山さん、有能っぽく見えてどこか抜けてるとこがありまして、なかなか手際よく案内してくれません。

なので実際の内見はほとんどシャキシャキキビキビしたTご夫人がパパっと手際よく案内してくれました。内心「アンタらもうちょっとちゃんとしぃや!ムキーと思ってらっしゃるのが感じ取れましたが、僕たちとしてはご夫人の案内の方がわかりやすかったので有難かったです爆笑

さて、あらためて言うと、僕たちは最終的にこのお家を購入させていただくことになります。

 

内覧会も兼ねて入居後の写真で家の間取りをご説明さしあげたいのですが、この家は元はと言えば売主様であるTさんのものですし、大事に丁寧に住んでらっしゃったので、購入したとはいえ人様の建てたお家を、まだ引っ越してもいない段階でネットで見せびらかすのも配慮に欠けると思いますので、今回はテキストのみのご案内に留めさせていただきたいと思います。

玄関ホールは2.5畳ほどのちょうどいい広さ。そこから左手に4.5畳の和室、右手に15畳弱ほどのLDK。LDKから進んで階段ホールがあります。そこから洗面所兼脱衣場とお風呂、トイレに繋がり、2階は階段からあがって3畳ほどのホールがあって、そこから納戸(約3畳)収納(半畳)子供部屋二つ(各5畳)主寝室兼書斎(約10畳)につながります。主寝室には約3畳のWICもあります。


一通り拝見した感想は、とにかく収納が多い!

 

 

納戸や主寝室のWICに加え、1階2階のホールにもそれぞれ半畳ほどの収納があり、また子供部屋と和室にもそれぞれ十分な備え付けの収納があります。また、収納や納戸にはちゃんと造作の棚もあり、スペースを無駄なく活用できます。


そしてまた、お家が綺麗です。

 

LDKはもちろん、お風呂も17年間使っているにも関わらずカビは一切なく、ピカピカで古さも感じさせません。高校生のお子様2人の部屋なんて高校生とは思えないくらい綺麗に使ってらっしゃいます(ちなみにお子様は姉妹だったので、内見の時は僕は遠慮して子供部屋には入らずホールで待機していました)

 

繰り返しになりますが、土地面積は40坪と決して広くはありません。しかし内見するとお家自体はとても広く感じます。収納の多さと間取りのおかげかもしれません。


そうそう!ついでに言うと、このお家全室南向きなんですよ!

 

日当たり抜群で、いまのお家はとっても寒々しいのでめちゃくちゃ嬉しい点ですね!


また、この内見で幸いだったのは、売主のTさん一家がまだお住まいだったということです。

家具や生活用品が、実際に人が生活している状態でそこにありますので、住んだ時のイメージがすぐ掴みやすいんですね。特にLDKなんて、ダイニングテーブルやソファを置いた時のスペース感がわかるので、自分たちが入居するときの家具選びにすごく参考になるんですよ。家具選びの時は「Tさんはあんな家具を使ってたよね!」といつも参考にさせてもらってました。


 

そして、売主であるTさん夫人のことも非常に好印象でした。

とくに人柄と言うよりセンスというか、その生活スタイルが素晴らしかったのです。

さすがに17年前に建てたお家ということで、内装自体はキラキラ感はなくて、無難でちょっと地味な感じが否めません。

しかし、にも関わらずとても落ち着いた素敵な空間に感じました。


しかも家具が特別豪華ってわけじゃないんです。そもそも家具の数自体が必要最低限って感じで、控えめな印象の家具ばかりなんですが、それでもすごくゆったりとした落ち着いた雰囲気を演出されてました。

こういうことを言うとちょっといやらしいですけど、僕のマイホーム選びの時に本心から思ったことなので言いますが、僕も何回かほかのハウスメーカーのオーナーズハウス見学会とか行ったことあるんですよ(おいおい記事にしようと思ってます)新築でとても素敵なお家なんです。めっちゃキラキラしてるんです。でも、やれ観葉植物があっちこっちにあり、無垢の一枚板のテーブルがデンとあり、豪華なソファで寛げたり、シアタールームのプロジェクターは3年もすれば「古いもの」扱いされてたりと

そりゃ、そんだけ好きなもの買って揃えてればキラキラするよねと、センスというよりおカネのちからで無理やりキラつかせてるような印象を受けて、おカネがなければこんな素敵な新居の生活は送れないんだと思い、オーナーズハウス見学会で良い気分になったことは一度もありませんでした。


でもTさん宅はそんな豪華なキラキラさはなくて、落ち着いた、地に足のついた雰囲気でした。

 

 

なんというか「キラキラさせなくても素敵な生活ができる」ということを教えてくれてるみたいで、とても参考になったし、勇気づけられたんです。マイホーム計画中に、初めて前向きな本当の意味で前向きな気持ちになれたかもしれません。

いまから考えると、あれが縁というやつだったのかな、と思います。


内見も一通り終わるとTさん夫人との雑談タイムになります。その流れでご近所さんのお話にもなりました。角地であり裏が一面空き家と集会所ですので、このお家のご近所さんはお隣さんとお向かいさんの2件のみ。道を挟んで東隣にもお家が合うのですが、よく見るとどうやら空き家のようです。

ご近所さんはどうやら国家公務員の公安職の方と超大手名門企業の方らしく、どちらも素敵な方で問題はないとか。また町内の子供たちはだいたい成人して独り立ちしているので、かなり静かな一角であるともご説明いただいました。といっても地元校園所の通学路になっているので、朝夕にはチラホラと子供たちが通っていきます。近くにいい感じの小料理屋さんもあって僕はこのあたりがすっかりお気に入りとなっていました。