前回、Tさん宅を内見し、早々と購入の意思を固めたボー君。

 

 

 


積水ハウス不動産の担当営業さんから購入費用の見積書をいただき、それをファイナンシャルプランナーのFさんに送って意見を仰ぎます。


こいついつもFさんに頼ってるな…と思われるでしょうが


一応僕だって、不動産屋の知人に転職を進められたときに宅建取引士の資格をとってるんですよ。

 

 

 

まぁその知人は僕が転職する前に飛んだんですけどね。

 

皆さんもくれぐれも転職は慎重にしましょうね。


で、一応、宅建の資格は持ってるんですけど、悲しいかな実務経験もないし、内容はほとんど忘れました。転職で年収アップという俗な目的だけが勉強の動機でしたので、その可能性が飛ぶや否や情熱を失い記憶を留める意欲をなくしたのです。

実務については、仲介手数料は取引金額の3%…ぐらいだったかな?程度の知識しか残ってません。しかも民法については平成30年の大改正でガラッと変わったので、旧法知識しか持ち合わせてない僕は完全にポンコツ化してしまったのです。

なのでFさんに頼るしかごぜーません。

で、Fさんからの返答。


「内見の結果や印象をお聞きした限り、とても良い物件に思えます。中古住宅は1点物ですので、出会いが肝心です。また、仲介手数料や登記費用等の見積もりについては、まったく妥当な金額内容ですのでご安心ください。これからの動きですが、不動産会社さんに住宅ローンの事前審査を何社か出してもらうことになります。一般の方なら不動産屋さんが取引している銀行さんのほうが事前審査が通りやすかったりしてメリットがありますが、公務員さんの場合は基本的にどの銀行でも上客ですので、ご自身で金利の安い銀行を探すという方法もアリです」


毎回丁寧なご返答ありがたいです…というわけで、Fさんのチェックも通過して、いよいよ購入申込を行います。



と言う感じでとんとん拍子で進んだかのように書いてありますが




実際問題んなこたぁありません。




どったんばったん大騒ぎであります。


なにがどう大騒ぎって




新築一戸建て派かつ立地に超こだわる奥さんの説得です。



これが一番大変だった…


なんせ奥さんは極度の「気にしぃ」です。新築一戸建てはまだ諦められたとしても、今度は立地に超こだわるこだわる。

もちろん少なくとも何十年は住むことになる土地なので気持はわかるんですが

 

 

幼稚園・小学校・コンビニ・大型スーパー・駅、ぜ~~~んぶ徒歩5分前後になきゃダメとか、田舎でそんな立地あるわけね~~じゃん!って話ですよ。


挙句に、隣に家があると気になる、実家は回り全部空き地だった!とか言い始めるし…


奥さんだってTさん宅を気に入ってるんですよ?なのに後から文句がわんさと…いや、大事なことだし奥さんの性格も知っていなので仕方ないとはわかってはいるんですけど


まぁ、大喧嘩ですわね。



なにはともあれ、そんな大喧嘩を経て、また義実家の説得のおかげもあって、ついに奥さんも納得してくれました。終わりよければすべてよし(?)です。

※ちなみに購入前の両親からの説得ですが、僕の母親もいまは大阪住まいですが実家がこっちの方でして、〇〇(Tさん宅のある地区)ってぶっちゃけどうなん?と聞いてみると、「どうって、別になんともないやろ。エエとこやん」という反応でした。奥さんのご両親もまったく同じ反応でした。


とにもかくにも、これで晴れて購入申し込みをすることに。


ちなみに値引き交渉はしませんでした。関西なので値引き交渉は当たり前みたいな風潮があるかと思いますが、Tさんご夫妻がとても良い方なので、ケチな人、と思われたくないのと

Tさん宅の内見の時に、おっきくて素敵なカップボード(造作ではない)があって、いいなぁ~どこで買ったんだろ?と眺めていると、Tさん夫人が

「良ければお譲りさせていただきますので、お使いになりますか…?」

と言ってくれたんです!

その流れでリビングのおっきなテレビボードや、センスの良い書斎デスクやチェア、奥さんが羨ましがった化粧台などなどを譲っていただけ、さらにエコキュートなど給湯まわりとIHクッキングヒーターは去年買い換えたばかりの新品だとか!

そのうえ、買い換えたばかりの子供部屋のエアコンも、引っ越し先の状況によってはお譲りしますとのお申し出をいただきました!

※ただし積水ハウス不動産さんからは、通常は家具等は全て撤去してまったくの空室状態で引き渡すのが原則なので今回は特別だとお断りがありました。


ここまでしていただいたうえ値引きまで言ったらドン引きでしょ?Tさんだってローンの残債があってそれを払わなきゃいけないし…


なので値引き一切せずに購入申し込みすることにしました。


そのおかげかどうか知りませんが、どうやらTさんも大変満足されたみたいで、まだ引っ越し先も決まってませんが、引き渡し日については最大限こちらに合わせさせていただくとおっしゃってくれます。


というのも、引き渡し日が住宅ローンの融資実行日になるのですが、この時はアメリカFRBの利上げを受けて固定ローンの金利が月を追うごとに上昇していた時期なので、できるだけ早くに融資を決めたかったのです。

あとから振り返れば、この時期は金利のピークを迎えつつあったので、しばらく待てば若干金利が下がったのですが、当時はそれも不透明で何の保証もなく、また待ってる間にほかの人から買受が入ってしまうかもしれません(僕の住んでいる地域は積水ハウスの中古住宅がかなり限られていて、その中でもTさん宅は一番の好条件だったのです)ので、様子を見る余裕はありませんでした。

というわけで、晴れて購入申し込みを済ませます。

購入申し込みを行ったのは積水ハウス不動産の営業所です。この時点ではまだ正式契約とはならず、住宅ローンの事前審査に通ってから契約書を書くこととなります。事前審査に出す銀行は積水ハウス不動産が懇意にしているA銀行でしたが、別途、僕も独自に銀行を探すこととしました。