第15回ウディコン 全作品まとめ
筆者：すたーあいす＊
2023年夏に行われたフリーゲーム大会『第15回ウディコン』の全60作品の紹介記事です。
（本記事の文字数：約17000）
私が実際に遊んだ作品の感想や紹介文をジャンル別にまとめました。
作品を選ぶ際に多少でも参考になれば幸いです。ネタバレ等には細心の注意を払っています。
もし何か問題がある箇所があれば改削させていただきます。遠慮なくお申し付けください。
また、制作者様のHN（ハンドルネーム）は全て敬称略とさせていただいております。
★マークは作品の軽いネタバレや個人的な感想を白文字で隠している箇所です。
スクロールすると読むことができます。
※筆者は2023年現在ゲームパッドを所持していません。
そのためアクション等も全てキーボードで操作しています。
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【マーク】※個人的な観点
→ 最初から最後までやり込める
→ 幅広い層に楽しまれやすい
→ 味があり不思議な魅力を感じる
→ 個性とゲーム性が綺麗に調和されている
【ウディコンの順位】
→ 総合12位以内に入った作品
→ 総合30位以内に入った作品
→ 特定の部門で上位に入った作品
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RPG
[王道]
No.4 Forcelagoon2 因果律の少女 プレイ時間：20時間～ 制作：レイディース
・どこか懐かしい雰囲気を感じさせるグラフィックが特徴的な長編RPG。
完全デフォルト戦闘でここまで完成度が高い作品は初めて見たかもしれません。
・これだけ大ボリュームであるにも拘わらず、進行用の矢印やコインが貼られているおかげで
進行上で迷うことがまずありません。非常に助かる上にモチベーションに繋がるシステム。
・戦闘面は勿論のこと、終盤になるほど面白さが増すシナリオで興味をそそられ熱中しました。
また、タイトル画面の時点で察する通り百合展開があるのが最高でした。
★全体的に意外性が大きかった作品の一つ。特にシナリオ面やキャラクター性がそれに該当。
ガントスは最初ただのスケベキャラだと思っていたのに意外と常識人だったことに驚き。
クレジットのスチルは特に素晴らしく、最後まで遊んで本当に良かったと思える作品です。
No.8 ギフテッドワールド プレイ時間：30時間～ 制作：はげ納豆
・ウディコン史上最大級のボリュームでありながら、徹頭徹尾遊びやすいターン制RPG。
なんと遊びやすさの平均点1位！しかも平均点8.00以上、中央値9は10年ぶりの快挙。
・本編クリアなら6時間前後で可能。他の追従を許さないほどストレスフリーに拘っていて、
長編ながらRPGを普段遊ばない人にもお勧めできます。決して低難易度ではないけれど。
・女の子同士の掛け合いも面白く、次はどんな展開になるのだろうとワクワクしました。
商業ゲーにも匹敵するボリュームでありながらフリーゲームらしさ全開なのが魅力的です。
No.23 Alkersas プレイ時間：3時間～ 制作：逃げ足
・シンプルイズベストという言葉に相応しい、基本システムベースのRPG。
・タイトルが「ウルファールのサンプルゲーム」だったり、バグ修正してくれる畑があったり、
名前入力の文字が視力検査並みに小さいのがめちゃくちゃツボでした。
・狙っていない面白さが魅力的な作品ですが、実は中身自体はかなり丁寧に作られていて
予想以上に戦闘が楽しめます。シナリオも良質な作りに仕上がっています。
No.29 女神の迷宮 プレイ時間：9時間～ 制作：Karukus
・キャラメイク機能がある、極めて自由度が高いダンジョン探索RPG。
・あらゆる面でランダム性が高いので常に緊張感があり、戦闘も探索も楽しめました。
モブキャラも含め登場人物の会話が面白く、ストーリーも意外性があって楽しめます。
・圏外作品とは思えないほどハイレベルで、特に熱中度で非常に高い評価を得ています。
ちなみに熱中度14位で圏外になったケースは初です。どうなってるんだ今回のレベル。
★某兄貴が基になっているRTAお嬢様がぶっ飛びすぎてて一番笑いました。
No.36 ヒーローの冒険 プレイ時間：3時間～ 制作：OZ
・これでもかと言うほど王道に徹底した王道RPG。こちらはストーリーがない短編。
・王道RPGとして丁寧な作りで、チュートリアルやマップの構成が全体的に分かりやすく、
仲間が増える毎に楽しみが広がっていく様が良かったです。
・ストーリー要素はあまり無いものの、歯ごたえのあるバランスで常に緊張感を得られます。
No.37 エド王子の冒険 大地の精霊と邪悪な神 プレイ時間：10時間～ 制作：せーのすけ。
・こちらも王道に徹底した王道RPG。こちらはストーリーがある長編。
エントリー番号で『ヒーローの冒険』と並んでいるのが個人的に面白いなと思っています。
・ストーリーが想像以上に重く、次はどんな展開になるんだろうとワクワクさせる工夫が巧み。
・エンカウント率や命中率などの面で基本的にストレスを感じさせない点も良いです。
★両親の目の前で子供が殺されたシーン、めちゃくちゃショック受けてしまった…
あのシーンで絶対仇を討ってやる！！と思いましたね。非常に熱いシナリオです。
No.38 ～罠～狙われた仔共たち・・ プレイ時間：3時間～ 制作：零八識
・毎年恒例のインフレ＆美麗グラフィック＆ショタとケモ！！
・名義は変わっていますが今年もこの方の作品を遊べて良かったです。
やはり世界観が美しいのでぶっ続けで遊ぶことができる安定の魅力があります。
・このマップの拘りは凄い、只事じゃない拘り。どれだけ時間を掛けたのだろう…
★余談ですが次回ホラーゲームで参加する可能性があるとのことで非常に楽しみにしています。
No.45 異界門事変 プレイ時間：7時間～ 制作：パンツ14代目
・自由度が高くインフレ具合が特徴的なハクスラ型RPG。
・同作者の中では（あまりにも作風が違いすぎて別の人が作ったんじゃないかと思うほど）
珍しくギャグ展開が少なくシリアス目、かつボリュームも大きめ。
・終盤やボスラッシュ戦は非常にやり応えがあり想像以上に苦戦しながら楽しめました。
No.50 財宝竜と四騎士 The sunset and breaking dawn King プレイ時間：2時間～ 制作：ZRA157
・行動順CTBが搭載されている、硬派な雰囲気を醸し出すRPG。
・戦闘バランスが絶妙で遊びやすい設計に加え、短期間で作ったとは思えないシナリオ展開。
・間違いなくゲーム制作の才能に恵まれた方が作った奇跡と努力の結晶のソレ。お勧めです。
★終盤の怒涛の展開が凄すぎて唖然としていたのですが、
突然のENDになって強制終了したのは笑いました。続きが気になるよおおお！！！！
No.45 亡者の行軍 Invasion from OtherSide プレイ時間：3時間～ 制作：雪見大介
・渋くて漢らしい雰囲気を漂うフリーシナリオRPG。
・自由度が高く難易度バランスも絶妙で、親切な設計も相まって探索するのが楽しい作品。
・また、シナリオや演出面にもワクワク感があり、その表現力の高さに圧倒されました。
★序盤の熊の鳴き声があまりにも独特すぎて忘れられない。
No.60 異世界ノ迷宮 プレイ時間：3時間～ 制作：koh
・王道なストーリーでありつつ個性を発揮しているRPG。
・戦闘はオート機能付きでサクサク、だけど決して油断はできないバランスで程よく、
殊に『覚醒』を上手く使えると非常に気持ちいいです。
・ソウルを付け替えながら戦略を練るのが楽しい作品でした。
★とある本棚で読むことができる「ゲーム開発日誌」、明らかに実話を基にしてて一番好き。
[ローグライク／ローグライト]
No.1 零落と紺碧の海神 プレイ時間：30分～ 制作：冒険者@シロヰ
[総合6位]
・夏のサイダーを飲み切ったような爽やかな気分になれるノンフィールドRPG。
・淡い青春を感じるプロットが非常に美しく、奥の深い文体が極めて良いです。
リソース管理が重要な戦闘も常に緊張感があり、スコアアタックに挑戦するのが楽しいです。
・プレイ時間が短く、ゲームオーバーが存在しない遊びやすい設計に加え、
物語の続きが常に気になる構成なので最後までプレイさせる工夫が巧みだなと感じました。
★19歳くらいの制作者が『19歳』を題材にしただけあって心境のリアリティが高い。
初期の作品が最後の伏線回収に繋がった時は感銘を受けました。ラスボス毎回カッコいい。
排他的な世界観の中で繰り広げられる心憂い結末も含めて印象深い作品です。
No.6 メリカと野菜の剣士たち プレイ時間：3時間～ 制作：サカモトトマト
[総合5位]
・常にプレイヤーを飽きさせない工夫が施されているデッキ構築型ローグライト。
・最近流行っているロードライトに『野菜』という独自性を加えることで一気に新鮮味が増し、
デッキを構築する楽しみがより深く味わえる良作に仕上がっています。
・UIが優秀でランダム性も程よく、サクサクと新鮮な野菜を食べるような気分になれます。
でも「これだけ強化していれば余裕」と思って油断しているとラスボスでやられるかも…！？
No.11 竜と黄金の梨と焼け残り プレイ時間：5時間～ 制作：スミスケ
・ダンジョンを探索しながら魅力的な世界観を楽しめる3Dダンジョン型ローグライク。
・万人受けしやすい漫画調のグラフィックが全自作でハイレベル、
タイトル画面の時点であまりにも絵が上手すぎて感動してしまいました。
・賑やかな自動戦闘を始めとした挑戦的なシステムが多く、とにかく斬新！
ステータス表記は曖昧ですが、緩い世界観に絶妙にマッチしており色々と試せて楽しいです。
No.12 不屈のスペラ プレイ時間：3時間～ 制作：テイク
[総合3位]
・完成度の高いRPG×TCG×デッキ構築×ローグライク。ジャンルは多種多様。
・ストーリーモードは超サクサク、ノーマルモードは意外と油断できないバランス、
ハードモードは名前通り歯ごたえのある、どれも絶妙な戦闘バランスで飽きること一切なし！
・精霊や実績狙いによって戦略の方向性を変えていくのが本当に楽しい。
非常に遊びやすく作られていて、回復量とダメージ量が可視化されている点が有難いです。
作品全体を華やかにさせる美麗なグラフィックも素敵でした。
★不屈のスペラ、そのタイトル回収がNORMALとHARDで明かされる瞬間が良かったです。
No.14 プリティアックス外伝 ～斧姫～ プレイ時間：20分～ 制作：HOT・W
[総合10位]
・金！力！ＡＸＥ！
・まさかウディコンでこの系譜の作品を遊べる日が来るとは思いもよらなかったでAXE！！
本編はカオスな展開と共に敵をサクサク倒して楽しめるでAXE！！！
おまけはリソース管理に気を付けながらスコアアタックを真面目に楽しめるでAXE！！！！
・ウディコンの歴史を大きく変えた衝撃作に間違いなし。AAAAAAAAAAAAAXE！！！！！
No.51 Know Your Enemy, Know Yourself. プレイ時間：3時間～ 制作：morimori
・基本的に音がないシンプルさを貫きつつ複雑なシステムで頭を混乱させるローグライク。
まさか「＠」を操作するゲームを遊ぶ日が来るとは…懐かしさを感じる人もいるらしい？
・想像以上に情報量が多く、私の理解力ではすぐに把握するのは厳しかったですが、
きちんとルールを把握すれば歯ごたえのある戦闘を楽しめました。
・仲間を増やすと有利になる点や、歩く度に自動回復できる点が有難かったです。
No.55 文無し行商人の遺跡探索 プレイ時間：3時間～ 制作：なす太郎
[総合2位]
・前作『脳筋魔法使いは進学したい』の続編。熱中度トップクラスの前作に負けず劣らず、
決して期待を裏切らない完成度の高いローグライト。
・前作よりUIは複雑になったものの操作性の良さは相変わらず。
常に脳みそフル回転できてかなり熱中しました。今作はEASYがあるので初心者にもお勧め。
・本編中でも会話イベントが実装されたことで世界観が広がった点も嬉しかったです。
★BBくんが物凄く可愛くてショタコン心をくすぐられました。完全に好み。
[特殊]
No.7 群像物語 ～タコ型宇宙人と残された七日間～ プレイ時間：3時間～ 制作：フィールMX
・三人（＋ある人物）の主人公によって物語が大きく展開するADV+RPG。
・中盤まではADVの印象が強いものの、途中からある人物がパーティに加わることで
戦闘が一気に増えるため実質のメインはRPGと言えます。なおRPG部分はほぼ全カット可。
・難易度選択が豊富で、常にサクサクと進めてストレスフリーで楽しめました。
個性が強いキャラクター達によって繰り広げられる緩いストーリーも面白かったです。
★死んだと思っていたキャラが実は生きていた展開ってちょっと嬉しくなりますよね。
あとタコピィの正体があの人物だったのは想定外でした。言われてみれば納得できますが。
ちなみに個人的にはスケッツが一番ツボを突いてくるので好きです。
No.15 ウラミコドク プレイ時間：7時間～ 制作：なごみやソフト
[総合7位]
・13人の個性的な仲間を編成し、ダンジョンを攻略していく和風謎解きホラーRPG。
ただしその個性的な仲間は次々と○し○いを始め…
・一般的な推理だけでなく、キャラクターのステータスやスキルなども物語に絡んでくる点が
非常に目新しく、ストーリーの構成が非常に巧みな作品だと感じました。
・筆者は参考作品であるダンガン□ンパに詳しくない故、
どこまで忠実に再現されているか把握できません（その点はあらかじめご了承ください）。
戦闘も推理も存分に楽しむことができたので良作に間違いありません。
★個人的にはコヒナちゃんやクルハちゃんが特に好みでした。
推しキャラがあんな状態になったり、親しくしてくれた人物が死んだ時は泣きそうになった…
何を言ってもネタバレになるのでここでは重大なネタバレは控えますが、
タイトルの真意を知った時は本当に感動しました。普通に気づかなかった…
No.21 九色カーズレボリューション プレイ時間：6時間～ 制作：プルゲーム
・衝撃度MAX！！電波な世界観が特徴的なカードバトル風RPG。
裏モードと通常モードが用意されていますが、通常モードでも十分以上にハードな内容です。
・ウミガメのスープに一捻り加えた話やなかなか攻めた時事ネタを入れる等、
独特な題材が面白く常に意外性の強いストーリーを眺めることができます。
・かなり人を選ぶ展開が多いですが、個人的には独自性が存分に発揮されていて好きでした。
ムービーや演出面に力が入っている、非常に勢いの良い作品です。
★全てのストーリーがカオスに仕上がっていて色々と凄い作品でした。語彙力溶かされる程に。
特にsy○muさんっぽいキャラとの戦闘時の映像があまりにもカオスすぎて驚きました。
間違いなく全作品やってきた中で一番頭が混乱したと思います。勿論良い意味で。
No.28 DayDreamDreamer プレイ時間：10時間～ 制作：Rentalize
[総合11位]
・極めて独自性の高いバトルシステムのサイドビュー戦闘のRPG。
・戦闘難易度は終始高めで、あまりにも斬新な故に複雑なゲームシステムとなっていますが、
だからこそクリアした時の達成感は凄まじく、他の作品では味わえない栄養を得られます。
面白おかしい選択肢を選ぶのも醍醐味の一つ。反応がいちいち面白い。
・殊に戦闘シーンの演出力が極めて高く、技術面も含め相当な力作であることが窺えます。
今年はハイクオリティすぎる処女作が異常に多い年ですが、この作品はまさに代表例。
★実はまだトゥルーエンドに辿り着いておらず、ノーマルエンドのみクリアしている状態です。
本当に難しいですがそれでもプレイを続けさせる吸引力が確かにあります。
No.32 アドリブ・ロール プレイ時間：1時間～ 制作：Masaqq
・監督が急死したのでプレイヤーが代わりに監督になり物語を創り上げるカードバトル風RPG。
・RPG映画として撮影するという独特な題材、攻撃とライフが同一リソースである独特な設計、
全てにおいて斬新すぎる！！なんと斬新さの平均点1位を獲得した作品となっています。
・フリーゲームだからこそ表現できる独自性が存分に発揮されていて楽しかったです。
毎度ながら斬新なシステムがしっかりと面白さに繋がっているのが凄いです。革新的。
★エンディングでパーティのその後の展開が明かされるのですが、
割と衝撃的なものが多かったです。是非結末まで見届けたい一作。
あとラスボスのドットグラフィックが非常に素晴らしかったです。これも必見。
No.47 未来よ心のままに プレイ時間：3時間～ 制作：ケイ素
・3つのスロットの構成に注目しつつ次々と戦うノンフィールドRPG。
・ステータスの自由度が高く、なかなかお目にかかれない斬新な戦闘システムで楽しめました。
独自性が強いだけあって一見すると複雑そうで覚えにくい印象がありますが、
実際は決してそんなことはなく意外と慣れやすいシステムだった点が有難かったです。
・硬派で熱いシナリオにも注目。個人的に好きな人間讃歌が描かれているのが素晴らしいです。
圏外作品とは思えないほどハイレベルで、是非色々な人にプレイしていただきたい一作。
★敵として登場した人物が味方になる瞬間、味方だと思っていた人物が敵だった瞬間、
どちらの展開も存在するので自分の心の中で大分盛り上がりました。
アドベンチャー
[探索／微ホラー]
No.46 救済少年の終末 プレイ時間：1時間～ 制作：すたーあいす＊
[総合8位]
※こちらは自作品の為、レビューを省略させていただきます。
ちなみにバッドエンドが過激すぎて、ふりーむで出禁になりました。
No.59 死をきたい プレイ時間：20分～ 制作：みやの
・アンニュイでチャーミングな世界観に調和されたグラフィックが魅力的な短編ADV。
・服を着替えることによって特徴が変わるシステムが新鮮で面白く、
次はどんな姿になるんだろうと常にワクワクしました。
暗い題材を重すぎないように可愛いニワトリ達で緩和させてくれるのも最高でした。
・この方の作品、毎回ゆるかわな世界観でエグいことしてくるので本当に好きです。
ふりーむの規約が厳しくなった中でも、このスタイルは今後も貫いてほしいです。
[謎解き]
No.5 怖がらないでよ僧侶さん プレイ時間：7時間～ 制作：WeakRabbit
・恐ろしいほど豊富なバッドエンドを何度も繰り返しつつ、トゥルーエンドを目指すADV。
前半は選択肢型、後半は探索型となかなか特殊な設計ですが、中身はそれ以上に特殊＆独特。
・ここまでギャグだらけでカオスな作品は今まで一度も見たことがない！！
でもこれは決してただのネタゲーではありません。ED1を見終えたその瞬間が本番です。
・人を選ぶと思いますが、個人的には見事にハマりました。とんでもないダークホース枠です。
全プレイヤーを驚愕させること間違いなしの革命的作品、ネタバレを踏む前にレッツプレイ。
★シリアス展開はあるのに、最後までキャラクターが全員ブレない点が本当に良かったです。
アホはアホだし、毒は毒だし、レイカ狂はレイカ狂だし、レイカはレイカ。
アニメの2期などでキャラ性が変わった時のようなガッカリ感を覚えることがないのが良い。
No.27 一人非零和有限確定無情報非ゲーム プレイ時間：30分～ 制作：endo
・ジャンルは非ゲーム…あるいは、鍵を掛けてしまい込んだまま忘れられた『夢の末路』。
・これは決してただのゲームではありません。謎解きもストーリーも考えさせられる、
まさに発想の勝利と思える作品でした。ヒントの分かりやすさと想定外すぎるギミックが
上手い具合に調和され、程良い難易度に仕上がっていた点も良かったです。
・ネタバレを踏む前に実際に遊んでほしい作品の一つ。
★メタゲーは近年よく見かけるものの、この作品のギミックは見たことないものばかりでした。
[ホラー]
No.3 祟女 -TATARIME- プレイ時間：30分～ 制作：餓鬼郎党
・オーソドックスなホラー…に見えて一捻り加えられている探索ホラーアドベンチャー。
・ホラーでありながらコメディ要素がそれなりに多く、探索範囲が狭いおかげで
次は何をすればいいのか非常に分かりやすく全体的に遊びやすい設計になっています。
・ある意味、幽霊よりヒロインの方が怖いかもしれない…
彼女は怪しい敵か、それとも主人公の身を守る味方か、真相はプレイしてからのお楽しみ。
★もう一つ投稿されている作品とちょっとした繋がりがあるのが割と意外でした。
エントリー番号は後ですが、こちらから遊ぶ方が推奨できるかもしれません。
No.43 オカルトノート 土雲ガクレ編 プレイ時間：4時間～ 制作：カッパ永久寺
・物語の攻勢が巧みであることに定評のある前作『おしまいのーと。』の続編。
・古代史、オカルト、ミステリー、猟奇殺人、宗教、社会風刺、そしてパロディ…
調和させにくい題材を大量に混ぜつつ全てを完璧な具合に捌き切っており、
序盤から終盤まで構成力の高さに圧倒されたとてつもない力作でした。
・演出面も全体的に凝っていて、その他部門で非常に高い評価を得たのも納得の完成度でした。
★全てが終わった――そう思った瞬間が本番です。
あの人物を説得し終えた以降の怒涛の展開には感銘を受けました。文字通り舌を巻いた。
No.49 マスコット プレイ時間：10分～ 制作：The倶楽部ズ
・まずショタが可愛いところが素晴らしい！←このコメントだけで私の投票コメ特定できる説
・ホラー要素は一応ありますが脅かし自体は少ないのでそこまで恐れる必要はなく、
プレイ時間も短いので気軽な気持ちで楽しめます。鬼ごっこの難易度も概ね程よい。
・それにしても、マスコットの正体は何だったのか…続編ありそうな予感。
[ノベル]
No.13 煽り時計の誕生の旅 プレイ時間：30分～ 制作：んどどど
・とあるアクシデントにより相棒とはぐれてしまい、
その相棒を探しに時計が大活躍する遊びやすいノベルアドベンチャー。
・主人公は『煽り時計』なので意地悪な性格を連想させますが、実態は真逆。
子供らしくて純粋で優しい性格で、その意外なギャップが面白くて可愛らしかったです。
・トゥルーエンドは「最後まで諦めなくて良かった」と思える良い読後感でした。
★実は筆者がテストプレイした作品です。格段にブラッシュアップされていて感動しました。
推測に過ぎませんが、自作品を参考にして下さった部分も見受けられて嬉しい限りです。
煽り時計のキャラクター性がかなり好みなので、いつかファンアート描きたいですね。
No.35 睡蓮 プレイ時間：20分～ 制作：リュース
・熱い夏にぴったりの、切なくも暖かい気持ちになれる短編ノベル。
・非常に短いプレイ時間の中で良い物語性を摂取できます。短編としてのまとまりが良い。
・立ち絵＆挿絵共に美しく、淡い雰囲気の物語に綺麗にマッチしていました。
★最も衝撃を受けた場面は…やはり主人公の過去は外せませんね。
羨ましくなるような夏祭りの話だと思っていただけに、良い意味で期待を裏切られました。
ヒロインのとある行動も突飛的に見えてちゃんとした理由があるのが良かったです。
No.40 可愛い子と夏祭りに行きてえよなあ！ プレイ時間：10分～ 制作：クリムＳ
・こちらも夏祭り。タイトルの時点で全てを物語っていると言っても過言ではない短編ノベル。
・やっぱ『My Sweet Blossom』の人なだけあって文章力高えよなあ！
でも前作とのギャップが明らかにすげえよなあ！こんな作風も書けるんだなあ！
・エンディングは三種類ありますが、どれも思わず叫んでしまうような印象を与えてくれます。
★可愛い子に性別なんて関係ねえよなあ！
アクション
[アクション]
No.18 ビャッコーギャモン プレイ時間：6時間～ 制作：こげ（ヒワイロボ）
[総合4位]
・ウディタ製とは思えない、極めてハイレベルなアクションRPG。
ここまで優れたレベルデザインのアクションが遊べる日が来るとは思いもよりませんでした。
・ザコ戦すら油断できないバランスで終始難易度は高くボリュームも大きめですが、
アクションとしてあまりにも楽しいので最後まで諦めずに熱中して遊ぶことができます。
ボイスの使い方も巧み。友人曰く「しまった！」と「そんな！」が一番のツボらしい。
・ストーリーも昔のヒーローアニメを観ているような熱い気持ちになる展開が続きます。
そのフリーの域を超えた凄まじい完成度に思わず拍手を送りました。素晴らしい傑作です。
間違いなく歴代最強の総合4位です。というか無料で遊ばせていいんですか、これ。
★ダンジェロとメズルの関係性が好きすぎる…
えっ？難しいからってこのゲームを諦める？ノーだろうよッ！！
ちなみに筆者はこのゲームをキーボードでクリアしています。なので諦めないで。
No.22 SIBLINGS プレイ時間：1時間～ 制作：九乃頭虫（ここのずむし）
[総合1位]
・フリーゲーム業界に名を残した伝説級の高難易度アクション。
・演出力が類を見ないほど優れていて、ザコ戦ですら最高に盛り上がります。
ボス戦では更に激情的な演出を披露し、絶妙な緊張感に手汗を握りしめます。
・これだけ難しいにも拘わらず、ダメージ量を大幅に減らす救済措置があったり、
リトライ性が高い影響でアクション初心者にもお勧めすることができて非の打ち所なし。
・モノクロに彩られた美麗な世界観、失敗してもご褒美が貰えてストレスを感じさせない等、
魅力な点を挙げればキリがありません。とんでもない作品に出会ってしまいました。
アニメーションやイラストに留まらず、音楽まで自作です。才能の塊。
★今回のウディコンの優勝作品です。なんと総ポイント188.3点というバケモノスコア。
これは紛うことなき神ゲーです。SEKIR○ライクでありつつ2Dでこの演出力は御膳上等。
No.24 ウディダッシュ プレイ時間：20分～ 制作：いだてんバイク
・ひたすら走って敵を避けるアクションゲーム。
オンラインランキングが欲しいと思わせる楽しさがあります。
・シンプルなルールで分かりやすいですが、全て避けるのは至難の業かも！？
・王道に見えて色々と意外性のあるストーリー、キャラ性が面白くノリが賑やかで好きでした。
No.30 STARCHILD プレイ時間：4時間～ 制作：朝倉くもり
・自分の中で大きな衝撃を与えたアクションゲーム。
筆者は数多くの高難易度アクションゲームをプレイしクリアしてきましたが、
これほどまでに凄まじい達成感と感動を得られた作品は初めてだと思います。
この作品で鍛えたおかげでビャッコーギャモンでそこまで苦戦しなかったとも言える。
・最初は敵が存在せず全く死ぬことがないと思っていましたが、大きな間違いでした。
中盤のステージから格段に難易度が上がりますが、本番と言えるのはウサギ地帯の後です。
終盤にも容赦なく初見殺しがある点、二段ジャンプが想像以上に癖が強い点、
最終ステージの絶望ラッシュ、全ての要素が奇跡とも思えるほど絶妙に絡み合い、
本当に鬼畜な難易度に仕上がっていました。何度も挫折しかけましたが、
数時間かけてようやく乗り越えた時は喜びのあまり叫びました。
・ドットグラフィックや世界観の雰囲気も極めて良いです。さらに音楽も自作とのこと。
ウサギ（特に子ウサギ）の場面がめちゃくちゃ可愛くて好みだったこと、
アクションのギミックが非常に凝っていて完成度が極めて高かったこと、
そしてこの良作を最後までプレイできたことに対しての感謝を込めてここに記します。
★白状すると、今回のウディコンの最推しです。
まだ難易度が緩和されていないバージョンで遊んだことに加え、
一番操作しやすいと記されていたキャラが実は最も操作が難しいという情報を知らず、
さらにはキーボード操作だったことも難易度に拍車をかけていたと思います。
だからこそクリアした時の達成感は凄まじいものでした。
圏外になってしまったのが勿体ないと思うくらい、これは自分にとって最高の作品です。
この作品で得た物は一生忘れられない自信があります。文章量で察してください。
ちなみに作品名にも縁を感じます。自分の為に作られた作品なのかなと思うレベル。
No.31 オチル プレイ時間：5分～ 制作：ニモチ
・シンプルに楽しめるミニアクションゲーム。本当に5分くらいで終わります。
・地形変化や通れない溶岩など、ところどころ初見で戸惑う要素が出てくるにも拘わらず、
ギリギリ初見クリアできるように設計されている点が良かったです。
・あまりにもスパッと終わってしまったので、もっと色々なステージを遊んでみたい…！
No.41 ショートファンタジー マージョのマジかるパニカル プレイ時間：1分～ 制作：ヘビトンボ
・前作とは打って変わって今回は本当に超ショート！！だからこそ何度も挑戦したくなる！！
シンプルだからこその奥深さがあるアクションゲーム。
・自分の弾が敵弾として返ってくる、決して単純すぎると感じさせないゲームバランスが絶妙。
・筆者は2023年8月現在1位です。3万点も夢じゃない…かも！？
No.44 WOLFALL プレイ時間：2時間～ 制作：秋月ねこ柳
・あの『ウルファールのサンプルゲーム』を題材にしたアクション＋シューティング。
・いつもの作風通り高難易度なステージが特徴的でありながら、
今作では何度でもリトライできるので必ずクリアできるようになっている親切設計付き。
（恐らく「ゲームオーバーでも引き続きプレイできる」サンプルゲームの再現）
・曲に合わせた演出が非常に巧み。特に最初のステージの口パク演出が好きすぎる。
短いプレイ時間に決して負けないインパクトが確かにあります。
★昔の姿のコクリュウが出てきた時、筆者は最初分かりませんでしたが謎の感動を覚えました。
第5回以外全て参加しているウディコン出場最多者だからこそできる芸当ですね。
秋月ねこ柳さんの作品は数多くプレイしましたが、今回のストーリーが一番好きかも。
No.58 カエルはカエる プレイ時間：20分～ 制作：ネオジム
・ゲームボーイを彷彿とさせる、レトロ感溢れるアクションゲーム。
・カエルが可愛い。小さいボリュームなので遊びやすい。難易度はバージョンアップで緩和。
・ウディタで効果音を使って演奏したり、タイトル画面で非常に稀にバグる演出があるなど、
自分でもまだ気づいていない部分がありそうなほど忠実に再現されていてビックリしました。
[アクションADV／アクションRPG]
No.2 少女大猩猩 -その猩猩、凶暴につき- プレイ時間：ウホウホン 制作：餓鬼郎党
・ウホホォウホウホウホウホ、ウホホウホーホウホホウホウホウホウホウーホーホー
…ホウホホオウホホ！！ウホホウホオウホウホオウホホ。
・ウホウホホウホウホウホホホウホウホオウホォウホホウホウホウホオウホ、
ウホホホウホウホウホウホウホホオウホウホウホウホホウオホウホウホホオ。
・ウホホウホホウウホホウホウホオウホウホホウホ。ウホホウホホウホウホウォウ。
ウホウホウーホウホホウホ、ウホホッホウホオウホオウホホウホ！
【以下、和訳】
・ゴリラに変身できる少女が、ゴリラパワーで悪の組織に立ち向かうゴリラ型アクションADV
…のまさかの続編！！まさか続編が出るとは思わなかった。
・前作より謎解き要素が減った代わりにアクション部分がゴリラ並みに強化し、
変身時間に制限システムが追加されたことでゲーム性が格段に上がっています。
・内容に反して割とシリアスな展開もあるのがウホ。ちなみにプレイ時間は約40分。
いつでもセーブできるので、頑張って敵を爽快に殲滅しよう！
No.20 ECO2クエスト プレイ時間：4時間～ 制作：僕はネット民
・戦っていたモンスターが味方になることがあるシステムに定評のある
アクションRPG『ECO2』の正統派続編。死ぬと墓と化し時間経過で復活するのも健在。
・前作の良さである癖が強すぎるキャラクターと独自性の強いシステムは健在でありながら、
わちゃわちゃ感や爽快さがより上がっていてより楽しめる要素が増えました。
・味方CPUや自動操作が非常に優秀で、技術面で驚かされることが多々ありました。
ARPGとして完成度が高いです。眺めているだけで楽しい作品って良いですよね。
No.54 SICS（シックス）～特殊事件対策係～ プレイ時間：1時間～ 制作：お魚UFO
・廃村の謎を調査しながらゾンビと戦い続ける、程よい難易度のガンアクション。
・至る所に救済アイテムや重要なメモが散りばめられているので探索するのも楽しいです。
排他的な雰囲気でありながら案外緩い会話で進むのが良い塩梅に繋がっていました。
・高品質なドットグラフィックや立ち絵はなんと自作！！作品に対する情熱さを感じられます。
★朝カレーが私の作品と被っていたのは本当に笑いました。今年一笑ったかもしれない。
シミュレーション
[SRPG]
No.9 みかど出現 プレイ時間：5時間～ 制作：zabumaru
・前作『コック出現』の続編的なもの。ただしゲーム性は全く異なります。
・以前の良さであるコミュニケーションの緩さをしっかり残しつつ、
格段にゲーム性や操作性が改善されていることに感動を覚えました。
・難易度は全体的にかなり高く「いちばんかんたん」でも十分高難易度ですが、
わちゃわちゃと動くキャラ達を動かす楽しさが上回りクリアまで遊ぶことができました。
★余談ですが筆者は前作を完全クリアしています。流石に今作の方が難易度控えめです。
No.16 めっちゃ危険なダンジョンだろうとみんなで潜れば怖くない プレイ時間：6時間～ 制作：Qbit
・前作『数で押し切れ。』の正当進化デッキ構築ローグライク×SRPG。
・前作より自由性・リトライ性・操作性の全てが向上しており、
やや大味だった戦闘バランスも改善されてより戦略性を求められるようになりました。
・ただ放置して自動戦闘を眺めるだけでなく、プレイヤーが介入して多種多様なスキルを
駆使することで油断できない戦闘バランスに仕上がっており、
常に速度を変えられるおかげでじっくり戦略を練ることができました。
No.33 ロロろくプラス プレイ時間：15時間～ 制作：a-e
・本当に処女作？？？世代交代型部隊運営シミュレーション。
・情報量が多くSLG玄人向けですが、難易度が緩和されたものも用意されており、
長い年数を掛けて世代を交代させつつ敵を殲滅していく様に達成感を強く感じさせました。
圏外作品とは思えないほどハイレベルで、ハマる人は一生遊べるほどハマると思います。
・この作品を作る上で参考にした作品を一から丁寧にReadmeに記載していて、
かつ謝意を述べているその誠実な姿勢が個人的に好印象でした。
また、ただ参考にしただけでなく十分なオリジナリティも加えられています。
[シミュレーション]
No.19 その日暮らしの冒険補償 プレイ時間：1時間～ 制作：ハッピーエンド過激派
[総合9位]
・ゲーム性とシナリオの両方が重視されている自転車操業系保険会社経営シミュレーション。
・ファンタジーな世界の話で保険を販売するという極めて斬新な題材が特徴的。
現実的な保険の勉強になりつつゲームとしての面白さを確立させた革命的な作品です。
・これは斬新さ1位『アドリブ・ロール』でも感じたことですが、
これほどまでに挑戦的なシステムがきちんと面白さに繋がっているのが驚異的です。
No.34 BerriesWitch プレイ時間：3時間～ 制作：たう
[総合12位]
・お手本のような優れたUIデザインが特徴的な果実育成シミュレーション。
・難易度は想像以上に高いですが、どのキャラクターも非常に魅力的で
ゲーム性が画期的で楽しかったので、最後まで飽きることなくプレイすることができます。
・SLGを普段やらない自分でも熱中して遊ぶことができた、隙の無い良作です。
★キャラクター性が非常に魅力的なので立ち絵が欲しかったとは思いつつ、
シルエットもシルエットで妄想し甲斐があって悪くないなとも思っています。
あとこういうパステルカラー調、個人的に好みドンピシャです。優しい色合いは正義。
No.34 デジチューバー プレイ時間：10分～ 制作：KAZUTO
・デジチューバーのデジ子を配信者として育成する超短編シミュレーション。
・エンディングを彩るスチル絵が豊富で、たくさん動いてくれるから見ていて楽しい！
・ED条件が非常に分かりやすく、周回しやすくて全体的に遊びやすい印象でした。
★明確なバッドエンドがなくストレスフリーです。ゲーム配信の姿が一番好き。
No.52 一画面で成し遂げる地獄再興 プレイ時間：30分～ 制作：semicolon
・これほど数値のインフレ具合が凄まじいクリッカーは見たことない！！
・ただひたすら眺めるだけじゃなく、地獄石を集めて使うことで一気に数値を上昇できます。
・閻魔大王の台詞がいくつか用意されているちょっとしたストーリー性も面白く、
ドットで統一されたグラフィックも一画面でありながらハイレベルでした。
★9999無量大数超えてもインフレし続けるの、もう取り返しつかないことになってますね。
まさに地獄再興、いや、ここまでくると地獄最高？
その他
[パズルRPG]
No.26 マインのパズルでバトル プレイ時間：1時間～ 制作：denden・
・マインスイーパーとRPGの融合することで新たなジャンルを開拓させたパズルRPG。
・ゲームシステムが丁寧で、色々な経験をすることで強化していく楽しみがあります。
比較的短い時間でサクッと遊べるので、マインスイーパー好きならハマること間違いなし。
・病気で余命宣告された妹を治すため、竜の住む森に挑め――
★かなり重い展開っぽいあらすじですが、実は明るい話です。やってみれば分かる。
というかこの完成度でも圏内ギリギリなんですね。恐ろしい大会。
No.48 アリアとウィヴィと魔女の塔 プレイ時間：8時間～ 制作：バル
・前作『W・ワドルーの冒険』に引き続き、完成度の高いWWA風のパズルRPG。
・ゲーム自体の難易度は極めて高いですが、理不尽さを感じさせない設計に仕上がっています。
救済措置があるおかげで何とかクリア（それでも初心者には厳しめ）。
・WWAベースでありつつも、歩く度にダメージを受ける等の特殊ギミックもあります。
[クイズ]
No.10 オミくじ プレイ時間：20分～ 制作：ビッワリアンチョコ
・新型コロナの知識量が求められる、独自性が突き抜けている電波系クイズゲーム。
・マップは一見視認性が悪いですが、プレイすると案外道に迷う心配がなく分かりやすいです。
・おみくじ、クイズ、セリフ、それら全てがぶっ飛んでいて脳に強い刺激を与えてくれる一作。
No.19 コトノリ プレイ時間：40分～ 制作：はるしし
・多種多様な知識が求められる斬新さ重視のクイズゲーム。
・複数の問題で重複する文字を使用できないシステムが脳をフル回転させて面白かったです。
・キャラクターの掛け合いもほのぼのしてて楽しめました。
[ミニゲーム]
No.17 前進中の迷い人他四種のミニゲーム プレイ時間：20分～ 制作：ブ瓶
・一言で言い表すなら「こんなミニゲーム集は今まで一度も見たことない」。
・これだけミニゲームが用意されているにも拘わらず全ての要素が斬新で、
過去作と比べて遊びやすくなっており、独自性に関しては間違いなく飛び抜けています。
・その中でも『手回し世界旅行』は感動すら覚えました。
No.42 じゃんけんバトラー俺 プレイ時間：5分～ 制作：遊句（夢にみた緑）
・じゃんけんで特殊なキャラクター達と勝負し、じゃんけんの王者を目指すミニゲーム。
・よくあるじゃんけんに癖の強いキャラ性が加わることで面白さが格段に上がっています。
・こういうテンポが優れたギャグ展開は癒されるし非常に好きです。「ｱｧｧｲ」「ｲﾖｫｰ」がツボ。
また、失敗してもすぐにリトライできる遊びやすさも好印象でした。
・自作の音楽が本当に素晴らしいです。いつもお世話になっております。
[他]
No.56 棺ふる海 プレイ時間：20分～ 制作：うどんのたまご
・想像力とダイス運の両方を使って物語を紡いでくソロジャーナル。
・システム自体は過去作の電子ゲームブックと共通していますが、中身は想像以上に別物。
・その土台が美麗な世界観で、終始落ち着いた気分で楽しめました。
No.57 Anthy プレイ時間：30分～ 制作：リボン
・閉鎖的な空間で発生する、全てが謎に包まれた独創的な作品。ヤバい（最高の誉め言葉）。
・正体はLinuxの経験を活かすことができる謎解き＋タイミングのサバイバルゲーム。
やるべきことが理解できた時に達成感を感じました。
・考察し甲斐があり、常に不穏な空気で緊張感があり、統一感の高い画面が極めて美しいです。
★ファイナルバージョンもしっかりプレイ済み。これが圏内に入ったのめちゃくちゃ嬉しい。
ちなみにクリアするとある演出がきっかけでゲームを終了するのを躊躇います。