カネロ・アルバレス 「296億円訴訟!」 vs DAZN & デラホーヤ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

8日(日本時間9日)、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)がDAZN及びゴールデン・ボーイ・プロモーション、オスカー・デラホーヤに対し、契約違反、契約干渉、過失契約干渉、経済的予測干渉、詐欺および受託者責任違反を理由に、米・ロサンゼルスの連邦裁判所へ訴訟を提起。少なくとも2億8000万ドル(約296億8560万円)の損害賠償を求めている。カネロはG・B・Pと、DAZN放映による2019年から2023年までの11試合を契約。それぞれが4,000万ドル(約42億4080万円)のパッケージで、カネロの取り分は3500万ドル(約37億1070万円)。対戦相手が500万ドル(約5億3千万円)となっているが、DAZNは次の試合の保証額を半分にしようとしていた。

 

 

アルバレスとデラホーヤの関係は昨年から冷え切っており、互いに直接話をすることはなく弁護士を介してのみ連絡を取り合う関係で、信頼関係はとっくの昔に崩壊。今後、カネロは別のプロモーター及び、別の放送機関と自由にビジネスが出来る事を希望。カネロは声明文の中で、「私は世界のパウンド・フォー・パウンド・ナンバーワンだ。リング上のどんな相手も怖くない。訴訟を起こしたのは、 早くボクシングに戻って ファンに見てもらえるようにするためだ」としている。和解はあるのか、長い法廷闘争に突入するのか、今後に注目。

 

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