【Photo】 井上尚弥vsノニト・ドネア 「スコアカード」 WBA&IBF世界バンタム級戦 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

11月7日、さいたまスーパーアリーナで開催されたワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級決勝戦。IBF&WBA統一ャンピオン井上尚弥(大橋)選手と、WBAスーパー王者ノニト・ドネア(比)の一戦は、期待に違わぬ激戦を展開。日本のみならず、世界のファン、関係者から多くの称賛の声が寄せられる好ファイトとなった。

 

 

試合を盛り上げたのはドネアの気迫と執念だった。第2ラウンド、ドネアの左フックで右眉をカットした井上選手は、かつてない苦しい戦いを強いられた。しかし、第11ラウンド。井上選手の強烈な左ボディが入ると、ドネアはたまらずキャンバスへ膝を折った。

 

 

再開後、フィニッシュを狙う井上選手に対し、ドネアは左フックカウンターを狙い、懸命に凌いだ。

 

 

ラストラウンドもドネアが驚異的な頑張りを見せ試合終了。井上選手の手が挙がったが、ドネアのファイトは見事だった。

 

 

公式スコアはロバート・ホイル(米)114-113、オクタビオ・ロドリゲス(パナマ)117-109、ルイジ・ボスカレリZ(伊)116-111で、いずれも井上選手。

 

 

井上選手は、「ドネア選手は本当に強かった。世代交代とか言える内容ではなかったが、勝つことができて良かった。自分のキャリア一番の試合になった」と戦いを振り返った。試合後、米・トップランクと複数年のマルチ契約を締結した事を発表した王者は、次の2試合を米国で戦う事が決定。さらなる高みへの挑戦が楽しみです。

 

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