9月7日、東京・後楽園ホール。元3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳)vsフィリピン・スーパーフェザー級5位アル・トヨゴン(比)。137ポンド契約10回戦。今年1月、パブロ・セサール・カノ(メキシコ)にまかさの初回TKO負けを喫して以来の再起戦に挑んだリナレス選手は、実に約12年7ヵ月ぶりの後楽園ホール登場。
21歳のトヨゴンは10勝(6KO)4敗1分。
リナレス選手の右は実弟のカルロス・トレーナー。
試合開始。
リナレス選手は慎重な立ち上がり。トヨゴンのパンチを冷静に交わした。
体格で勝るリナレス選手は左ジャブ、ワン・ツーを中心に試合をリード。
リナレス選手のコンビネーションを浴びながらも、トヨゴンは良く耐えパンチを返した。
試合終了。判定は文句なくリナレス選手に。
公式スコアは100-89、100-90、99-90(トヨゴンは5回にバッティングで減点1)。再起戦を無難な勝利で飾ったリナレス選手は、「悪くはないけど、いい試合じゃなかった。力は70%出せた。年内にチャンスがあればまたやりたいね」とコメント。34歳の元王者は世界王座復帰を目指す。