「逃げてばかりなのに、何で勝ちなの?」
「ロッキーとは違う!」
「退屈だった」
攻めたパッキャオ。絶妙なカウンターで迎え撃ち、パッキャオが止まると、打って出るメイウェザー。探りあいではジャブもあった。
攻勢点ではパッキャオ。もっと攻めていればの声もあるが、そうはさせなかったのはメイウェザーの力。試合後に判明した右肩の負傷云々は別にして、昨夜のパッキャオは最近では一番の出来だったと思います。
スコアカードは以下の通り。
各種データでもメイウェザーが上回った。
世界中の普段ボクシングを見ない層の人々にも注目された、メイウェザーvsパッキャオ戦。見続けている身からすると、納得できる勝敗の付き方でしたが、「スコアカード」は普通の人にもわかりやすくなってほしいもの。
5-5ばかりで、15回終わってみたら75-73(沼田vsローズ・1971年)という時代からすると、ホント、違うスポーツになってしまったと言われても仕方ないほど、採点システムは変わってしまいました。(この件は、また今度)
とにかく、メイウェザーは素晴らしかったし、パッキャオも良かった。普段見ない人にもわかりやすかったら、もっと良かった試合でした。