2014「エディ賞」 井上真吾と日本ボクシング界のルーツ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

2014年度、最も功績を残した指導者に贈られる「エディ・タウンゼント賞」受賞者は、大橋ジムの井上真吾トレーナー。長男尚弥選手が4月にWBC世界Lフライ級王座を奪取。そして12月には世界最速のプロ8戦目で2階級制覇達成。次男の拓真選手もプロ4戦のキャリアで既に世界ランク入り。その功績が認められた。




29日、東京・後楽園ホールで行われた授賞式の後は、歴代受賞者らの関係者が集まっての祝賀会が模様された。

「エディ・タウンゼントを偲ぶ会」のガッツ石松会長。





大橋ジム・大橋秀行会長。

タウンゼント氏が手塩をかけて育てた「ホントは世界チャンピオン」の、元東洋・太平洋バンタム級王者村田英次郎氏。石松氏の後を受け、「エディ・タウンゼントを偲ぶ会」の会長職を引き継ぐことになった。





石松会長と、第18回受賞者の大竹重幸氏(写真提供)。

「内山選手、山中選手と共に、井上選手はボクシング界初の国民栄誉賞候補だと思います」(大竹氏)





尚弥選手と、兄に続く世界奪取が期待される実弟拓馬選手。

下は井上兄弟の先輩、日本フェザー級王者細野 悟 選手ではなく、松本好二トレーナー。似てますね!。(;^_^A





第21回受賞者「チーム内山」の渡辺 均 ワタナベジム会長。

第16回受賞の真正ジム山下正人会長。再起を表明した長谷川穂積選手は、「順調に進んでいます」とのこと。(^-^)/





第19回受賞者、帝拳ジムの葛西裕一トレーナー。





中央は、私も大竹氏も現役時代に指導を受けた中村 隆 先生。(現三谷大和スポーツジム・トレーナー)

大竹氏が、「先生、今日はどうしたんですか。何か用事でもあるんですか」('-^*)/と、いつもの調子で先制攻撃すれば、中村先生は、「大竹、お前に言われたくないよ」(^-^)/と、やり返したと思われる。

しかし驚いたのは、中村先生が若き真吾氏にボクシングの指導をされていたという新事実。

中村先生の父正美氏は元国民ジム会長。戦後いち早く新橋の焼け野原に青空道場を開設し、日本ボクシング界の復興に尽力。ボクシング界の重鎮として活躍され、タウンゼント氏とも大変親しい間柄でした。(下写真は昭和21年、新橋の小学校校庭を借り切ってのボクシング大会。目隠しの余興)



「これ(ボクシング)しかない」という親子鷹は、アマのトップ選手(中商→早稲田)として活躍したが、「俺の場合は、高校生で終わっちゃったからな」(^-^)/( 隆 氏)

戦後の焼け野原からのルーツが、井上選手誕生への布石となっていたとは、何とも感慨深く、嬉しくもあります。

「井上君のお父さんにボクシング教えていたのは、私らなんかの先生なんですよ!」。自慢話がひとつ増えました。(^-^)/

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