五十嵐vs八重樫 4月WBCトリプル世界戦! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC世界フライ級王者五十嵐俊幸(帝拳)選手のV2戦は、元WBA世界ミニマム級王者八重樫 東 (大橋)選手を挑戦者に迎え、4月8日(月)、都内で開催される。正式発表は来週。


「五十嵐vs八重樫」4・8決戦!…WBC世界フライ級戦(スポーツ報知)


両者はアマ時代に4度対戦。1学年下の五十嵐選手が全勝という記録が残る。プロのリングでの初対決は、果たしてどんな結果になるのか。


BOXING MASTER/ボクシング マスター


2階級アップの八重樫選手は、昨年6月、井岡一翔(井岡)選手とのミニマム級王座統一戦に敗れはしたが、大いに名前を売った。今月5日の再起戦はキャリア最高の49.9キロで計量パス。足を使った打たれないボクシングを展開。


「パンチをもらわないことを考えた」というスタイルで、サンムアンローイ・ゴーキャットジム(タイ)に9回KO勝ち。さらに1キロ重い50.8キロのフライ級リミットでは、どんな動きを見せるのか。サウスポーの王者は、足が速い。やはりパワー勝負に持ち込み、活路を見出したいところ。


サウスポーの五十嵐選手は、166センチの長身を活かしたアウトボクシングを主体とするが、最近はたくましく打ち合う場面も見せる。王座を獲得したソニー・ボーイ・ハロ(比)戦、初防衛のネストール・ナルバエス(亜)戦と、いずれも拙戦をものにして自信をつけた。


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互いに気合が十分入る日本人対決。


打撃戦に巻き込まれることなく、アウトボクシングに徹すれば五十嵐選手優位は動かないが、終盤戦足が止まる場面が出てくると、八重樫選手にもチャンスが出てくる。


フライ級の八重樫選手にプラスアルファはあるのか。初防衛を果たした自信が、王者のさらなる成長を引き出すか。面白い一戦になりそうです。


同日は、WBC世界バンタム級王者山中慎介(帝拳)vs指名挑戦者マルコム・ツニャカオ(真正)戦。WBC世界Sフェザー級王者ガマリエル・ディアス(メキシコ)vs挑戦者三浦隆司(帝拳)戦もあわせて開催される、WBCトリプル世界戦。


4月はWBA世界Sフェザー級王者内山高志(ワタナベ)選手のV7戦、WBA世界Sフライ級王者河野公平(ワタナベ)選手のV1戦が、ダブルで開催予定。


また、WBA世界Lフライ級王者井岡一翔(井岡)選手、WBA世界ミニマム級王者宮崎 亮 (井岡)選手の防衛戦。そして、WBC世界Sフライ級王者佐藤洋太(協栄)選手のV3戦も、同時期に開催が見込まれる。


ボクシングファンにとっては忙しい季節になりますね。(^O^)/


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