亀田圧勝!vs畑山隆則 メキシコでは・・・ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

4日、大阪ボディメーカーコロシアム(府立体育館)で開催されたWBA世界バンタム級タイトルマッチは、正規王者亀田興毅(亀田)選手が、同級1位ウーゴ・ルイス(メキシコ)を2-1の判定で破り5度目の防衛に成功。


TBS系列で放映されたこの試合の平均視聴率は、関西で21.4%、関東で20.5%の好視聴率を記録(ビデオリサーチ調べ)。瞬間最高は、関西で25.5%。関東で25.1%だった。


これは12月4日に放映されたTV番組中で、堂々の第1位を占める。


第1位 20.5%(関東地区・以下同) 20:20~21:13 TBS 

ボクシング亀田興毅 世界王座統一戦~亀田史上最強の敵現る!~・第2部


第2位 15.5% 21:54~23:10 テレビ朝日

報道ステーション


第3位 14.2% 19:00~21:48 テレビ朝日

ロンドンハーツ3時間スペシャル

第4位 13.7% 19:56~20:54 日本テレビ

踊る!さんま御殿!!


第5位 11.9% 19:00~19:56 日本テレビ

火曜サプライズ



この試合、スコアは大きく割れました。最近になりWBC、IBFのジャッジも務める南アフリカのベテラン、クリストドールは、117-113でルイス。来日経験豊富なリー(韓国)は、116-113で亀田選手。そして、オウムガー(オランダ)が115-113で亀田選手。


微差が重なって、数字にすると大きく離れる。後楽園ホールの4回戦でも大きく割れる、最近のボクシングの採点は難しい。


さて、気になる論評をご紹介。元2階級制覇王者の畑山隆則氏が、亀田vsルイス戦をバッサリ斬っている。


【畑山評論】ファンの目はだませない(デイリースポーツ) 以下一部抜粋。


「う~ん、何て言ったらいいんだろう。試合内容にちょっとビックリしたし、“こんな試合でいいのか”と自問自答してしまった。とにかく手数が出ない以上、亀田選手にポイントは与えられない」


「練習もしっかりやっているし、何十発も連打できるスタミナもあるはず。でも、8回まではほとんど手を出していないでしょう。いくら贔屓目(ひいきめ)に見ても、ポイントは取れないよね」


「亀田選手は日本バンタム級王者の岩佐亮佑選手(セレス)とぜひ対戦してほしい。汚名返上の機会になるはずだし、この試合を実現することは亀田選手の責任だと思う」


世界王座獲得直後のリング上で、「次は坂本選手とやります」と訴えた畑山氏ならではの直言は、説得力ありますね。


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最後に、メキシコ・カンクンで開催されているWBC総会。今日のランキング会議に顔を出していたルイスの代理人サンプソン・リューコゥイッツ(上写真)は早速、「ルイスは判定を盗まれた!」と大激怒とのことでした。


「さすがに仕事人ですよ!」(;^_^A


しかし、ルイスも作られ無意味な暫定王者以上ではなかった。


とにかく、世界王者と名が付く選手が一人少なくなったWBA世界バンタム級(最新ランキング表では試合前になくなっていますが)。


興毅選手は、「来年はSフライ級で4階級制覇を達成したい」と新たな目標を口にしたが、今後どうなっていくのか、気になるところです。


※渡部あきのり(協栄)選手が11月度の月間MVPを受賞。ご声援、ありがとうございました。


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