WBC世界戦 山中&五十嵐 連敗ストップ! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

11月3日、仙台で開催されるダブル世界タイトルマッチ。WBC世界フライ級戦に出場する王者五十嵐俊幸(帝拳)選手と、挑戦者ネストール・ナルバエス(亜)が、30日、それぞれ練習を公開。


チャンピオン五十嵐選手は、「タイトルを獲った自信とは、こんなにも人を強くするものか」(帝拳・浜田代表)という成長ぶりで、王座初防衛に自信を見せる。


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一方、挑戦者ナルバエスは、一緒に来日している次兄オマールと軽いマスボクシングで調整。今月16日に父エスタニスラオさんを亡くしたばかりの挑戦者は、「父は子どもたちがチャンピオンになることを望んでいた。彼のための戦いになる」と、激しい闘志を燃やす。


20日にはオマールがWBO世界Sフライ級王座5度目の防衛に成功。亡き父への弔いを果たしている。そんなオマールと、スパーリングを積んできたという点はちょっと不気味な挑戦者。


しかし、10回戦の経験が一度だけというキャリア不足は否めず、王者の初防衛成功は揺るがないか。


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WBC世界バンタム級戦は、チャンピオン山中慎介(帝拳)選手が、元Sフライ級王者トマス・ロハス(メキシコ)を迎え2度目の防衛戦に挑む。早い時期から東北大震災被災地支援活動に携わってきた王者にとって、仙台市での試合は絶対に負けられない一戦。


西岡利晃選手、粟生隆寛選手が王座を失った今、”名門”帝拳の新エースとしての期待もある。


一発にこだわるとロハスの技巧の前に自慢の強打が空転ということも考えられるが、右リードパンチを上手く使い、下への攻撃も交えて丁寧に崩していけば、一発の威力がものをいう展開が見えてくる。

メキシコの”ガッツ・石松”ロハスは、39勝(26KO)13敗1分と負け数は多いが、敗れた相手は、ビック・ダルチニヤン、ホルへ・アルセ、アンセルモ・モレノ、ジェリー・ペニャロサ、クリスチャン・ミハレスなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。


長身の技巧派サウスポーは打たれ脆さを指摘されるが、KO負けは2度記録するのみ。ダルチニヤン戦は、開始間もない第2ラウンドの本当の一発で沈んだが、アルセ戦では、「上手く戦っていたんですけどねェ」という展開から、6回ボディブローでキャンバスへ沈んだ。


32歳の元王者はタイでのスリヤン戦で意外な黒星を喫したが、バンタム級転向後は3連勝。減量苦から開放されたロハスが、174センチの長身をこのクラスで活かしてくるようだと、王者も楽な展開にはなってこない。


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山中選手とリルーツの皆さん。右は福井氏。


序盤のジャブの指し合いから目が離せない一戦となりそうです。楽しみですね。山中選手、今回も”カレーパワー”でV2!。


山中チャンピオンが交流を続ける震災復興支援サークル、リルーツファームの野菜入りカレー は、大根入り。これが意外にカレーにあってる。 ★元ボクサー・フクイのカレーは電話だけ 0532-61-4269


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