OPBF東洋・太平洋Lフライ級チャンピオン宮崎 亮 (井岡)選手。WBA世界同級2位、WBCでは3位にランクされる。これまで17勝(10KO)3分無敗。世界ミニマム級統一王者井岡一翔選手とは興国高校の同期で、インターハイ王者に輝いた。
トレーナーは一翔選手の実父一法氏(下写真右)。
20日大阪ボディメーカーコロシアムの井岡vs八重樫戦の露払いで宮崎選手は、マイケル・ランデロ(比)相手にOPBF王座の防衛戦に挑んだ。
下は観戦するマルコム・ツニャカオ(真正)選手。WBC世界バンタム級2位までランクを上げて来た。
前列右から二人目は、元WBC世界ミニマム級王者イーグル・デーン・ジュンラパン(角海老宝石)氏。
角海老宝石ジム関係者によると、リング復帰の意欲を暗示しているという。
試合開始。
序盤から積極的に攻め立てる王者だが、挑戦者はタフさを見せて毎回反撃の手を休めない。
戦術の微妙な変化を試みる宮崎選手だが、決定打を打ち込めぬまま試合は進む。
ポイントではリードしているものの、もどかしさが残る試合展開。
16勝(5KO)6敗4分とパッとしない戦歴のランデロだが、大阪で現日本2位堀川謙一(SFマキ)選手を逆転TKOした試合もあり、侮ることは出来ない。
その後も、南アフリカ、メキシコと海外遠征を積んでいるのも怖いキャリア。
ここは何としても倒したいチャンピオンだが、そうなるとうまく運ばないのがボクシング。
攻めに気を取られガードが下がった宮崎選手に、ランデロの強打が断続ヒット。
終盤戦は陣営をヒヤッとさせたが、王者はこの局面を無事しのぐ。
逆転を狙う挑戦者を、うまくかわして試合は終了。
オフィシャルのスコアは、120-108、118-110、117-111でチャンピオン。
宮崎選手が3度目の防衛に成功した。
Lフライ級転向宣言した一翔選手のライバルが目指すものは、もう世界しかない。
陣営の考えも当然そうだろう。
果たして、井岡ジムはLフライ級A、C王座独占を目指すのか。今後に注目です!
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