昨年7月、アトランティックシティで下田昭文(帝拳)選手を逆転KOに破りWBA世界Sバンタム級正規王座を獲得するも、ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)との王座統一戦で敗れ、あっさり王座転落した現7位リコ・ラモス(米)が6月23日(日本時間24日)再起する。
加州スタジオシティで予定される再起戦相手は、WBA同級9位にランクされている21戦全勝(12KO)無敗のジョナタン・ロメロ(コロンビア)。リゴンドーにボディ一発の不甲斐ないKO負け後の再起戦にしては強気のマッチメイク。
WBAのこのクラスはせっかく暫定王者がいなくなったと思ったら、2位スコット・クイッグvs4位レンドール・ムンローの英国人同士で暫定王座決定戦(6月16日)が決まっている。WBA世界ライト級王者ケン・ブキャナン(英)の国内防衛戦を認めなかった過去は、いったいなんだったんだろうと思ってしまいます。
そんなわけで上位2人が暫定王座を争えば、ラモスvsロメロ戦の勝者は一気に浮上。そんな話になっているんでしょうねェ。('-^*)/
虎視眈々と4階級制覇を狙うフェルナンド・モンティエル(メキシコ)は、6月9日メキシコ・チワワでアルトロ・サントス・レイエス(メキシコ)=11勝(4KO)1敗と12回戦を予定。ここは力の違いを見せなければいけない試合。
同じリングにはアルマンド・トーレス(大関一郎・メキシコ)のWBCシルバーLフライ級王座防衛戦、ミドル級マルコ・アントニオ・ルビオ(メキシコ)の再起戦が組まれている。
WBC世界Sバンタム級王者西岡利晃(帝拳)選手の王座挑戦に失敗した後、再起戦に楽勝した元2階級制覇王者ラファエル・マルケス(メキシコ)は、7月14日(現地時間)テキサス州アーリントンで元王者ウィルフレッド・バスケスJr(プエルトリコ)と対戦。
この試合は王座返り咲きを狙う両選手にとっては、どちらも落とせない試合で面白そう。
14日、日本では無敵の日本王者芹江匡晋(伴流)選手が、タイトルのランクアップを狙ってOPBF東洋・太平洋王者小國以載(VADY)選手に挑戦。とはいえ芹江選手にとっては、長らく保持する世界ランクの防衛戦となる。これも好カード。
芹江選手の心意気が感じられる挑戦ですが、現在、このクラスで日本人選手が世界挑戦の機会を得るのはなかなか難しい。しかも、チャンスを待ち続けているのは日本人選手ばかりではない。
サーシャ・バクティン(日本→ロシア)選手はようやくWBAインターナショナル王座を獲得したが、デビュー12年目未だに世界戦は未経験。元WBA王者プーンサワット・クラティンデーンジム(タイ)も世界陥落から2年だが、奪還のチャンスが与えられる気配はない。
話題の中心ノニト・ドネア(比)と西岡選手の対戦も、ドネアに近い筋から可能性ありとなり、実現が待たれます。大きなチャンスを得るには、海外の強豪とグローブを交えて、という時代になって来ましたね。
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