ファイティング原田 世界獲得50年! | BOXING MASTER first 2006-2023

BOXING MASTER first 2006-2023

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

日本人選手としてただ一人殿堂入りを果たしている、元2階級制覇王者ファイティング原田(笹崎)選手が、1962年10月10日、ポーン・キングピッチ(タイ)を11回KOに破り世界フライ級タイトルを奪って今年で50年。来る4月5日、東京ドームホテルに於いて『ファイティング原田 世界王座獲得50周年記念パーティー』が開催される。


      BOXING MASTER/ボクシング マスター-サンドバッグキーホルダー


昨夜の後楽園ホール。出番待ちをしていると原田会長がやって来た。


「大竹君、今日は何人出るの?」


「4回戦一人だけですよ。会長、お元気そうですねェ」


「俺なんか、もう69だよ~」


「50周年おめでとうございます。僕はまだ4歳でした」(^-^)/


「な~に言ってんだよ」(-^□^-)


「今でもロードワークされてるんですか?」


「いや、走るより歩いた方がいいって言われてね。毎日、歩いてるよ。ジムでも動いてるしね」


「だから、元気なんですね~」(^-^)/


「アメリカ行きたいねェ」(^O^)/


試合を前に話しは大いに盛り上がる。そこへ矢尾板貞夫氏が通りかかった。


「あ~、矢尾板さん」


世界フライ級1位矢尾板貞夫(中村)選手は、王者ポーンとの世界戦契約書にサインも済ませ、挑戦の日を待つだけとなっていた。そんな最中、突然発表された”引退”は、国民的ニュース。


  BOXING MASTER/ボクシング マスター


この時、すでにバンタム級転向を決めていた原田選手は、世界バンタム級7位エドモンド・エスパルサ(メキシコ)を迎え世界入りを狙ったがかなわず、プロ26戦目にして初黒星を喫したばかり。しかし、矢尾板選手と同じ、フジTV系列下ということで、契約を済ませている世界戦の代打挑戦者に選ばれる。


ポーンが勝っても防衛とは認めないが、原田選手が勝てば新王者。


そうして行なわれた世界タイトルマッチは、持ち前のド根性を発揮させた19歳の原田選手が、見事な勝利で世界王座を掴むことになった。


BOXING MASTER/ボクシング マスター   BOXING MASTER/ボクシング マスター-ペアセット メキシコ


人生なんとも、「因果よのう」であります。


デビュー3戦勝ち星のなかった佐藤鋼太(協栄)選手が、4連勝を記録して控え室に戻る。


「アッ、会長コンチワ~」


「大竹君、スタンレーさん元気だったよ」(^-^)/


先ごろ、新婚旅行以来30年ぶりにハワイを訪れた具志堅用高会長。


「スタンレーさんのジムも行かれたんですか」


「ウ~ン、よかったよ~」(^-^)/


ブログランキングBOXING MASTER/ボクシング マスター-カカアコジム125


 BOXING MASTER/ボクシング マスター


大竹マネジャーは高校生の時、具志堅選手と岐阜国体で顔を合わせて以来のお付き合いとなる。


「上原さんから、具志堅っていうのが行くからって言われてさァ」


原田さんのすぐ後に具志堅さん。「なんか凄いですね~」(^-^)/


『ファイティング原田 世界王座獲得50周年記念パーティー』は、4月5日午後7時から東京ドームホテル・B1「天空の間」で開催。当日は原田氏の69回目の誕生日でもあります。


このパーティーには一般ファンの皆様も参加できます。会費は2万円。参加ご希望の方は、3月29日(木)までに日本プロボクシング協会宛に、参加希望と記し、ご住所、お名前をFAXしてください。


FAX番号は、03-3812-5260。 (お間違えのないようにお願い致します。)


楽しみですねェ!


応援、深く感謝です! BOXING MASTER/ボクシング マスター stanbox7をフォローしましょう 【TOP】


BOXING MASTER/ボクシング マスター-ミニグローブBOXING MASTER/ボクシング マスター