WBAはSフライ級王者清水智信(金子)選手を休養王者とし、暫定王者テーパリット・シンワンチャー(タイ)を正規王者として認定。1位亀田大毅(亀田)選手とのタイトルマッチを認定。12月7日、大阪府立体育館で行われる”亀田祭り”で、2階級制覇へ挑むことが決まった。
清水選手が休養王者とされたなら、暫定王者と大毅選手で正規王座決定戦なのかと思っていたら、テーパリットの正規王者昇格。驚きました。
清水選手は、8月31日の王座奪取戦が終わって早い時期に、ケガのため次の試合は来年3月頃になると表明。眼窩(がんか)底骨折は、ひどくなければ普通に生活も出来るし、運動も出来ます。しかし、殴りあうボクシングの実戦をするまでには、骨が固まるまである程度の時間を要する。
清水選手陣営は、8月31日の王座奪取戦後の早い時期に、初防衛戦は来年3月頃と表明。その時点では”休養王者”という言葉は出ていなかった。
これまでの流れは大体昨日お知らせした通り。「WBAからも、JBCからも何の報告も受けていない」という寝耳に水の清水選手、そして陣営の胸中は察して余りあります。(同じような経験しましたから)
だが、WBAの発令は現実的事実。
間もなく23歳の誕生日を迎えるテーパリットは、身長162センチのオーソドックス・スタイル。プロキャリア4年目で18勝(12KO)2敗の戦歴。今年までPABAフライ級の王者だったテーパリットが、国外に出て試合を行うのはこれは初めて。
「こいつが一番強いですよ」といわれたドリアン・フランシスコ(比)から王座を奪ったのは5月1日で、それ以来の試合。2敗はいずれもデビューの年で、現WBC同級王者スリヤン・ソールンビサイ(タイ)との6回戦も、そのうちのひとつ。
体格的に有利な大毅選手が地元の利で押し切る公算も強いが、フランシスコからダウンを奪ったテーパリットの自信も怖い。
コメントにて頂きましたように、ファンの皆様のすっきりしないお気持ちが頂点にあることは、重く受け止めます。
しかし、この現実を受け止めると、まずJBCは「この試合の勝者対清水選手の王座統一戦の義務付け」をWBAに確約させることとなるように思います。
そして、ファンの皆様への説明も大事なことであると・・・。
応援、深く感謝です! →
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