23日(現地時間)米ネバダラスベガス・マンダレイベイ・リゾート&カジノで開催されたSライト級王座統一戦。WBA王者アミール・カーン(英)vsIBF王者サブ・ジュダー(米)の一戦は、試合開始からカーンが主導権を握った。
待ちのジュダーは後手に回る展開。
カーンがリードを広げて迎えた第5ラウンド、唐突なフィナーレを迎えた。
接近した両選手。前かがみのジュダーに対し、カーンが右アッパーボディブローを見舞うと、IBF王者は腹を抱えてダウン。
ドラクリッチ主審はテンカウントを数え上げ試合終了。
第5ラウンド2分47秒、カーンが2団体の王座を統一した。
ローブローを訴えたジュダーだが、ベルトラインを巻くように放たれたカーンのボディアッパーは急所には当たっていない。
24歳のカーンは26勝(18KO)1敗。
WBAヒルベルト・メンドサJr副会長の祝福を受けるカーン。
せっかくの王座統一だが、WBAはカーンをスーパー(統一)王者に認定。
空位となった正規王座は、カーンに敗れた再起戦で暫定王座をエリック・モラレス(メキシコ)と争い勝利。暫定王者に復帰しているマルコス・レネ・マイダナ(亜)が、WBA&WBOのライト級暫定王者ロバート・ゲレーロ(米)と争うことになっている(8月27日)。
ゴールデンボーイ・プロモーション傘下の両者によって争われることになるが、「ひょっとしたらゲレーロがサウスポーの利で勝っちゃうような気もしますよ」。
「だけど、こんな王座の作り方してたらダメですよ。ヘビー級だって新しいWBAの正規王者なんていらないですよ」
迷走WBA。
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