20日の角海老ボクシング。協栄ジムからはライト級有馬啓祐選手が出場。神崎宣紀(角海老宝石)選手との初の8回戦に挑んだ。一時帰国中の山田純夫氏の特別レポートをお届けします。
身長170センチ。関西大学でアマ経験(11戦)があるサウスポーは、これまで6勝(1KO)4敗1分。今日のテーマは、「パッキアオ!」=踏み込み。
「オッ、楯さん珍しいなァ」(^O^)/
177センチの長身、神崎選手は8勝(4KO)4敗1分。
初回。神崎選手の右ストレートは強い。
この回は取られた。
「もっと踏み込まないと当たらないぞ!」
有馬選手、いい感じで攻めていたかと思ったら、一瞬の隙をつかれてダウン。
「取ってたのになァ。大丈夫、向こう疲れてきてるから取り返せるよ!」
「しっかり踏み込んで打って来い!」
セコンドの指示通り、ダウンにも負けず有馬選手は攻めた。
「向こう、もう体曲がっちゃって真っ直ぐ座れないよ。ドクターもいったぞ」
「腹、効いてるんだから忘れるなよ。上下散らしてな!」
いよいよラストラウンド。
「倒されてもいいから、倒しに行って来い。勝ちたいんだろ!」
スタミナはまだ大丈夫な有馬選手。
試合終了。有馬選手は最後までよく攻めた。
「8回戦疲れたか。全然、大丈夫だろ!」
セコンドは笑顔。今までの有馬選手とは違った面を見せてくれた。
判定は、77-76、76-75、77-75で神崎選手。
「ダウン負けだなァ。仕方ない。今日はよくやったよ有馬」
先につながる試合でした。次が楽しみです。
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