下田V1戦は米国!vsWBA指名試合 | BOXING MASTER first 2006-2023

BOXING MASTER first 2006-2023

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBA世界Sバンタム級王者下田昭文(帝拳)選手の初防衛戦は、「初防衛戦は米カリフォルニア州。時期は6月」(帝拳ジム・本田会長)で、その可能性は90%。WBAからランク1位のリコ・ラモス(米)との指名試合の指令が出ているという。しかし、オプションを持つ元王者プーンサワット(タイ)と対戦する可能性も残す。


下田、日本人世界王者初の米本土で防衛戦…WBA世界Sバンタム級(スポーツ報知)



★3月14日(月) ダブル日本タイトルマッチ 坂田健史引退記念興行 チケット

WBA1位リコ・ラモス(米)。23歳。身長165センチのオーソドックス・スタイル。08年3月プロデビュー、これまで19戦全勝(10KO)と負け知らず。

09年11月、決定戦で北米(WBO)ユースSバンタム級王座獲得(8回戦)。2010年7月、亀田興毅(亀田)選手が4回KOしたセシリオ・サントス(メキシコ)とは同年3月に対戦、同じ4回でKO勝ち。

うまいマッチメイクで育てられているが、10回戦の経験は直近の2試合だけと、まだキャリア不足の感は否めない。

最新ランキングで1位にランクされてはいるが、(OC)マークはなく、挑戦者決定戦に勝利した実績もない。直近の試合は、2月11日アレハンドロ・バルデス(メキシコ)=長谷川穂積(真正)選手に2回TKO負け=に、4点差二人と、6点差をつけて判定勝ちしている。


最近は死語になったかと思っていたWBA指名試合。

指名試合がない暫定王者乱発。いや、Sウェルター級暫定王者だった石田順裕(金沢)選手には、オースティン・トラウト(米・現正規王者)との指名試合が義務つけられていた。これは当時の戦わない正規王者サントス→フォアマン→コットの流れがあり、それならばと暫定王者への挑戦権を認めたという流れだった。


★EVERLAST マスコット・グローブ&キーホルダー 具志堅さんも「これイイネ」!(~~)

ブログランキング

★プロボクサー用の最強減量着 発汗効果抜群!  ★ピンホールアイマスク


Sバンタム級にもとっくに暫定王者が設けられている。暫定王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)は、3月19日アイルランドで、地元の11位ウィリー・ケーシー相手の初防衛戦が決まっている。


(OC)マーク。指名挑戦権を有するオフィシャルチャレンジャーの略だが、WBAランキングにこのマークがついているのは全17階級中6階級のみ。そのうちトラウトと、ライト級のブランドン・リオス(米)は正規王座を獲得している。しかし、リオスは載冠戦で右拳を負傷。


このライト級も暫定王座決定戦がセットされている。マルコス・レネ・マイダナ(亜)vsエリック・モラレス(メキシコ)で4月9日ラスベガス。



★EVERLAST ボクシング・グローブ・マスコットサイズ

軽量級以下でオフィシャルチャレンジャーの肩書を持つのは、前Sバンタム級スーパー王者セレスティーノ・カバイェロ(パナマ・上写真左)しかいない。しかし、ラスベガス進出初戦で現Sフェザー級2位ジェイソン・リッツオー(米・上写真右)に敗れたばかりである。


指名試合の概念がすっかり薄れつつあるWBA。


具志堅用高(協栄)選手の時代。チャンピオンは6ヶ月に1度、指名試合を義務付けられていた。もちろんこれに従わねば、タイトルははく奪される。79年、具志堅選手はリゴベルト・マルカノ(ベネズエラ)、ラファエル・ペドロサ(パナマ)と2人の指名挑戦者を撃退している。





★3月14日(月) ダブル日本タイトルマッチ 坂田健史引退記念興行 チケット

次に予定されていた指名挑戦者イラリオ・サパタ(パナマ)は、日本で一度は具志堅選手への発表がなされたものの、結局はWBCでも1位というポジションを活かし、WBC王者中島成雄(ヨネクラ)選手挑戦へ軌道修正してしまった。


しかし、具志堅vsサパタ戦は見たかったですね。”シュギート”(幻)といわれるリオスを捕まえた具志堅選手が、サパタを弱らせるとみますが、どうでしょうか。そういえばサパタとリオスは同僚でした。リオスの敵討ちよりは、可能性あるWBC王座挑戦を選んだわけです。


さて、チャンピオン下田選手。


「下田のような選手は米国でも喜ばれるんじゃないか」


「いい試合をすれば米国で名前が売れる。大きな舞台に立てる可能性が出てくる」


本田会長の言葉通り、下田選手のボクシングは米国ファンにも受け入れられそうですね。米国での防衛戦は世界リングへ飛躍する大きなチャンスになるだろう。


下田の挑戦に会長後押し「いい試合すれば大舞台に立てる可能性)(スポーツニッポン)

西岡4月防衛なら米でV7戦だ!(スポーツ報知)



★モンティエルvsドネア バンタム級最強決戦 記念Tシャツ ラスト2枚!

そして帝拳ジム本田会長は、下田選手の先輩WBC世界Sバンタム級王者西岡利晃選手についても、「今回防衛すれば、西岡が10月に米国でやる」(本田会長)と、米国での防衛戦開催プランを明かした。西岡選手と共に17戦全勝のホープ、前日本Sライト級王者・亀海喜寛(帝拳)選手の米国デビューもあるという。


日本の世界チャンピオンの戦闘ロードも、新しい時代に入ってきたようです。しかし、WBAの指名戦はどのクラスも同じ規定で開催されるべきですね。

毎日の”励み”に、応援よろしくお願い致します  【TOP】にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ


BOXING MASTER/ボクシング マスター BOXING MASTER/ボクシング マスターBOXING MASTER/ボクシング マスター BOING MASTER/ボクシング マスター