W・ジョッピー40歳・WBA王座挑戦! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

日本人初の世界ミドル級王者竹原慎二(沖)選手から世界王座を奪っていった、あのウィリアム・ジョッピー(米)が2階級制覇を賭けて世界挑戦。1月8日(現地時間)カザフスタン・シュケメントで、地元出身のWBA世界Lヘビー級王者ベイブ・シュメノフ(カザフスタン)に挑む。




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40歳ジョッピー。07年11月、13連敗中のエティエンヌ・ウィテカー(米)を初回KOに降したのが最後の勝利。翌08年2月、IBF世界Lヘビー級王者ルシアン・ビュッテ(ルーマニア)に挑んだ37歳は、1ポイントも奪うことができずに10回TKO負け。

再起戦も落としたジョッピーは、昨年11月の最新試合で引き分け。3年間勝ち星がない。それでも世界挑戦出来るのは、”昔の名前で出ています”。そして、WBAのプロモーター優先による柔軟な姿勢?があってこそ。

この試合はドイツ大手ユニヴァーサム・プロモーションがプロモートする。

故金平正紀会長が、ジョッピーの練習を見て「この選手は只者じゃありませんよ」と語っていたのが思い出される。

身長175センチ。ミドル級としては小柄ながら、ジョッピーは早いステップインとハンドスピードでトップコンテンダーへと上り詰めていた。プロモーターはドン・キング。






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1996年6月24日横浜アリーナ。日本中の大きな期待を背負ってWBA世界ミドル級王座初防衛戦のリングに上がった竹原選手だったが、挑戦者のスピードと技巧の前に闘志は空回り。王座はジョッピーへと移動した。

97年8月、フリオ・セサール・グリーン(ドミニカ)に思わぬ判定負けを喫するも、5ヶ月後のリマッチで王座奪回。01年5月、マジソン・スクエア・ガーデンでフェリックス・トリニダード(プエルトリコ)との大一番に駒を進める。

だが、さすがにトリニダードは強く、ジョッピーは5回TKO負けで王座を失う。しかし、半年後トリニダード王座返上の後を受けた王座決定戦で3度目の王座獲得。02年10月、11ヶ月ぶりの初防衛戦で来日、保住直孝(ヨネクラ)選手との試合では相変わらずの強さを見せ付けた。

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保住戦から14ヶ月開いた03年12月、バーナード・ホプキンス(米)との統一戦に敗れ、ジョッピーの世界王者時代は終わる。途中空白期間があるというもの、竹原戦から数えて7年半に渡り世界のトップに君臨した実力は、さすがに「只者じゃありませんよ」を物語る。

「竹原、ジョッピーがまた世界挑戦なんて聞いたらビックリするだろうなァ」(~~)


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1993年2月デビュー。決して打たれ強くはないが、魁出したスピードとテクニックで、世界ミドル級戦線を戦い抜いてきた。39勝(30KO)6敗2分。テクニックは健在だろうが、身長188センチのLヘビー級王者に、今のジョッピーのジャブは当たらないだろう。


現在発表されている世界ランクにジョッピーの名前はない。”あて馬”元王者の、悔いなき善戦を祈るばかりである。

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