興毅、12・26「亀田祭り」で兄弟W
世界戦や(デイリースポーツ)
日本人初の3階級制覇。兄弟同時世界チャンピオン。

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フライ級(50.8キロ)から一気にバンタム級(53.52キロ)へウェイトアップする興毅選手。長谷川穂積(真正)選手は、バンタム級王座喪失後、一気にフェザー級へウェイトを上げ、再起戦で見事WBC世界フェザー級王座を獲得した。果たして興毅選手の3階級制覇なるか。
全ては31歳の元Sフライ級王者アレクサンデル・ムニョス(ベネズエラ)のデキにあるといっても過言ではあるまい。
07年5月、名城信男(六島)選手に勝ちWBA世界Sフライ級王座に返り咲いたムニョスは、「ホンマに強いチャンピオン」(和毅選手)と言わしめた。日本人相手に防衛を重ねたムニョスは、メキシコへ渡りWBC王者クリスチャン・ミハレス(メキシコ)との王座統一戦に挑む。
111-116、112-116、115-113。スプリットの判定を失ったWBA王者は、ここで1年2ヶ月間リングを離れる。
私が知るムニョス情報は、「あまり真面目でない。練習、好きじゃないね」。「目方、いつもきついね」というもの。再起戦ウェイトはSバンタム級の54.7キロ。判定勝ち。09年11月の再起2戦目は、5連敗(2連続KO負け)中の元IBF世界Sフライ級王者フェリックス・マチャド(ベネズエラ)と対戦。
再起した元Sバンタム級王者マヤール・モンシプール(仏)に4回でストップされたばかりのマチャド相手に、54.4キロのムニョスは10回判定勝ちを飾るが、ジャッジの一人は僅か2ポイント差という試合。元IBF王者は1ヵ月後の試合でも、5回ストップ負けを喰らった。
この後、引退声明。やっぱりやめたかと思ってはいたが、WBAランキングに名前は残り続けた。これはロレンソ・パーラ(ベネズエラ)も同じである。1年以上試合せずともランキングはなくならない。日本では半年間試合がないと基本的にランクはなくなるが。

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今年10月2日”KOドラッグ”のリングに登場したムニョス(54.9キロ)は、10勝(6KO)13敗(7KO負け)2分というレオポルド・アローチャ(パナマ)と対戦。09年11月、富山のリングで竹内陽介(北陸イシマル)選手に8回判定勝ちの星はあるが、その前は5連敗という33歳アローチャ。
「Sフライ級時代のパワーが全然感じられませんでした」という8回戦は、77-75が二者と76-76。実にきわどい判定で元王者は世界ランクを守った。まさかこれが世界前哨戦になるとは思いもよらなかった。
「ムニョスが当てても平気な顔で打ち返して来て苦戦ですよ」
練習不足は推察できる。相手を舐めてもいただろう。だが、世界タイトルが懸かるとなれば話は別。試合1ヶ月前の予備計量55.9キロ。12月26日に対し十分な備えにあると思われる。
興毅選手165センチ。ムニョス166センチ。身長はさして変わらない。リーチは元Sフライ級王者が6センチ長い。スピード、スタミナは興毅選手が上回る。しかし、パワーは断然ムニョスだろう。
スピードvsパワー。とにかくどんなムニョスが見れるのか。気になりますね。
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ウェイト作りが不安視され、王座決定戦出場が見送りになった同級3位ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)だが、インタビューによるとやる気は十分あるようです。勝者への挑戦も十分考えられますね。
4位にランクされるのはメキシコのウーゴ・ルイス。この選手も興毅選手と同じく、先月Sフライ級から転級して来た。26勝(25KO)1敗=22歳。数字は立派だが、昨年春まで6回戦の経験しかない。試される選手との対戦はない。このランクは重たすぎ。
6位ビック・ダルチニヤン(豪)。WBA王座にどれほど興味あるのかは不明。7位ノニト・ドネア(比)はフェルナンド・モンティエル(メキシ)との二冠戦が決まっている。8位A・J・バナル(比)はWBOアジア・パシフィック王座を持ちWBO2位にランクされている。
そして9位に山中慎介(帝拳)選手。3月5日、最強の挑戦者岩佐亮佑(セレス)選手との日本王座防衛戦は楽しみです。岩佐選手を破れば一気にランクアップ。世界王座も射程圏内に入ります。

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正規王座7度防衛のアンセルモ・モレノ(パナマ)はスーパー王者へ昇格。二度に渡りモレノと激戦を演じたネオマル・セルメニョ(ベネズエラ)はSバンタム級2位へ鞍替え。サーシャ・バクティン(ロシア)はWBC狙いで名前が消えた。
移動が激しかった最新WBAバンタム級ランキング。WBAの現在の動向からすると、空位の暫定王座が行われるのも、もはや時間の問題か。
興毅vsムニョス。WBA世界バンタム級”正規”王座決定戦まで、あと22日!