ヘビー級。チャンピオンはビタリィ・クリチコ(ウクライナ)。ランキング1位はレイ・オースティン(米)。ドン・キングがプロモートする40歳は、28勝(18KO)4敗4分の戦績を持つ。
オースティンは12月17日米フロリダ州マイアミに於いて、2位オドラニエル・ソリス(キューバ・30歳)16戦全勝(12KO)と戦うが、この試合がWBC世界ヘビー級の挑戦者決定戦になる。
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ドン・キング。
王者クリチコの次の防衛戦は、オースティンvsソリス戦勝者であることの確認を求める。
ソリスをプロモートしてきたのは、WBA世界フェザー級スーパー王者ユーリオルキス・ガンボアを擁するアーメッド・オーナー(下写真)。しかし、米国内においては、ドン・キングと共同プロモート契約を結んでいる。ちなみに、ガンボアはボブ・アラムとの共同プロモート(米国内)。
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オーナーもクリチコは次の試合で挑戦者決定戦勝者の挑戦を受けなければならないと、キングに歩調を合わせる。
これに対し、クリチコ兄弟の米国でのプロモーション会社「K2プロモーション」の代表を務めるトム・ローフラ(下写真・ローフラの左はK2プロの弁護士)は、「3月に自由選択の防衛戦を行いたい。指名戦はその後にしてくれ」。
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これに対し、キングは真っ向から「それは認められない」と反論。これにオーナーも同調。激しい口防戦が繰り広げられる。
「クリチコの次の試合は指名試合。12月17日から90日以内だ!」
「自由選択なんて認められない!」
だが、ローフラも負けていない。
「12月の試合で勝った方がケガでもしたら出来ないだろう」
それは確かに可能性はあるが、物凄い理屈である。そろそろ壇上の役員達に意見をまとめてもらい、結論をという雰囲気になった時、スライマン会長が口を開いた。
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「なんだかロッシジャーニ の事件のことを突然しゃべりだしたんですよ」
「そしたら、キングが噛み付きまして・・・」
「そんなの全部お前が悪いんだろうが・・・・・」
言っちまった。
スライマン会長ブチキレ。売り言葉に、買い言葉。
「それならやめてやる!」
大声でわめき散らしながらスライマン会長は退席。会議は大混乱。収拾がつかない事態とあいなった。
「周りからなだめられて、ようやく1時間後に戻ってきたんですが、キングはもういなかったですね」
「とりあえず、結論は明日に持ち越しということになりました」
グラシアノ・ロッシジャーニ にまつわる破産事件。未だに尾を引いているんですねェ、スライマン会長。現在欧州リングで選手育成に励むロッシジャーニ。WBCに一番強いことは間違いない。
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「まッ、よくあることですよ」(~~)
ということで、こちらは何事もなかったかのように記念撮影。お疲れ様です。