ボックス! の著者百田尚樹氏が思いをこめて描く魂の物語。
ファイティング原田とライバルたちの命をかけた青春の軌跡。日本ボクシングのもっとも熱くて輝ける時代。
日本人初の世界チャンピオン白井義男氏の誕生から始り、矢尾板貞夫選手の突然の引退劇。ピンチヒッター、ファイティング原田選手が日本人2人目の世界フライ級王者となる舞台裏。バンコクでのリマッチをホームタウンデシジョンで失うとバンタム級転向。
”黄金のバンタム”エデル・ジョフレを破り奇跡の2階級制覇。伏兵ライオネル・ローズにバンタム級王座を譲り渡すと3階級制覇に挑戦。だが、豪州の新聞までが『世紀の大誤審』と報道したスキャンダラスな判定に泣く。
内定していたWBA王者西城正三選手との戦いを選ぶか、WBCが指令するファメション再戦を選択するか。原田選手は究極の決断を迫られる。
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最終章は、『「十年」という覚悟』。
「全力を尽くしてよくやった。原田の身体は疲れ切ってしまったようだ」
ファメション再戦の夜、鬼の笹崎会長は眼鏡の奥に涙をにじませる。そして、引退・・・・。
引退式のスパー相手は因縁の矢尾板氏。
時代の背景がよく見える力作です。ぜひ、ご一読を!