大村彰二(トクホン真闘)選手は29才で全日本新人王を獲得。現日本バンタム級2位児玉卓郎(岐阜ヨコゼキ)選手と猛烈な倒し合いを演じている。約2年のブランクの後、右スイングで豪快なKO勝ち。この日が再起2戦目だが、この間9ヶ月ある。

前座出場選手達も去り、静かな4階控え室。入場を前に青コーナー階段側から、気合の雄叫びがこだまする。
「向こう気合入ってるぞ。気持ちで負けるなよ」
「ハイ!」
リング・イン。大村選手応援団も気合十分。青コーナー側は一致団結の様子。
「いいか先、先だよ。ジャブ使って、いっぱい頭振らせて動きわかったら合わせる。いいな」
大竹マネジャーの指示にうなずきながらコーナーを後にした白石選手。今日は,やってくれるかな。(~~)
ジャブを飛ばす。大村選手は下がる。前に出てこない。接近し振り回すパンチは威力はありそうだが、大外回り。動きは重そう。これは調子良くないな。この場合、相手がなれる前に攻めて出たほうが良い。
「今、出ろ。大丈夫だよ!」
打ってはいるが、警戒心の強い白石選手は慎重だ。
「パンチあるし、強いぞ。今度の相手は」
坂田選手をして、シャレにならないパンチ力と言わしめた児玉選手をKOしている大村選手が相手とあり、練習でも気合が入った白石選手。これまでで、一番の仕上がりであった。

大村(右)vs児玉戦。
「もう何にもないよ。下がったほうが危ないぞ。手を出せばみんな当たるじゃないかよ。もっと出ろ!」
それでも警戒の白石選手。安部レフェリーからは、「もっと手を出して!」といわれる始末。昔なら、「ファイト」でしたが、今は、「ボックス」。いきなり「ボックス」では、ちょっとおかしい。手が少ない同士には、やっぱり「ファイト」が様になります。
「こんなんじゃ、お客さん帰っちまうぞ。お前が打っていけば終わるよ」
「勇気を持って、小さく真っ直ぐ右ストレート」
3回、4回と白石選手の手数は増えたが、小村選手も変則スタイルの左アッパー、右スイングで暴れまわる。だが、スピードはない。明らかにブランクの影響を感じさせていた。
「いいか白石。俺を信じて行け。この回で終わらせて来い!」
5回開始を前に大竹マネジャーから最後通告。セコンド・アウトのホイッスル。
「やばいぞ白石。やって来いよ」
ようやく猛然とスパートの白石選手。抵抗する大村選手であるが、流れを変えるには至らない。追い掛け回す最中、安部レフェリーのストップが入った。2分2秒TKO。唐突の感はあったが、これは仕方ない。青コーナーからも、多くの大村ファンからも不満は出ない。
時間に勝てなかったという表現が当てはまる大村選手。白石選手よりも一回り上の33才。おそらくはこれがラスト・ファイトになるのだろう。試合後はサッパリとした表情でした。
「急に受けて貰って、ありがとうございました」
丁寧いに礼を受けた。「どうしてもやらせてあげたい」という意味が試合後にわかりました。いや、試合が始まってみてですね。陣営も何か察してはいたと思う。ピューマ渡久地選手のラスト・ファイトを想い出しました。
「やばかったなァ、白石。あれで終わらなかったら、大変な事になってたぞ!」
「ホント、やばかったです」(~~)
「また明日から練習来なきゃいけなくなっちゃたな」(~~)
「いい勉強になりました」
「まァ、中田の仇討ったって事でいいか」(~~)

ハワイキャンプにて。(~~)

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ちょっぴり自信をつけたチャンピオンのパートナー。ストップ出来た事もあるが、強敵相手に練習して来た事は、今後大いに活きてくる。17日からは、地獄のハワイが待っている。いきなりくら~い表情の白石選手。ガンバレよ!(~~)
急逝された、横浜光ジム会長・ 関 光徳氏のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
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