今年も新人王戦が始まった。競馬ではないが、本命がいて対抗がいる。しかし、無印ノーマークから勝ち上がり新人王の栄光を獲得しているのが渡嘉敷勝男選手。引き分け勝者扱いもあり、KO無し、目の前の相手には負けないぞという強い闘志でトーナメントを勝ち上がった。
坂田健史選手の場合も似ている。最も、「トカちゃんよりはボクシング上手だよ。悪いけど」で、ありますが。(~~)
行け行けガンガンよろしく世界王座まで上り詰め、世界王座復帰を狙った 張 正九戦は敵地であったこともあるが、最初から思い切り良く肉薄し、得意の消耗戦に持ち込んでいる。

最も第1ラウンド、キャリア初のノック・ダウンを経験させられたが、その戦法を変えることはなかった。早すぎるストップがなければと、今でも結果は悔やまれる。
3月29日、坂田vs山口戦。3回。残り時間はたっぷりある。強気でなる渡嘉敷会長が、ゴーサインを出さなかったのは、カウンターを警戒した事と、前半貯金、後半動いてはぐらかすという作戦があったからでもあるようだ。
「なに、張正九思い出しちゃったの」(~~)
・死闘!韓国の英雄・張正九VS渡嘉敷勝男
・ド突き合い・根性対決・張VS渡嘉敷Ⅱ
・魂の激突!なぜ?突然のストップ!
渡嘉敷勝男選手がジム会長となっての初陣は、ちょうど10年前の98年3月29日。コウジ有沢vs畑山隆則の日本Sフェザー級タイトルマッチの前座4回戦。会長自らスカウトして来たアマ経験豊富な、スタイリッシュなサウスポー池田政光選手のデビュー戦だった。
「トカちゃんじゃしょうがないから選手貸すよ」(~~)
ズングリムックリの川野良和選手が協栄ジムから送りだされた。大竹マネジャーの本音は、「川野は一発あるからな」
試合開始早々から倒す気満々の池田選手。どんどん前に出てくる。そして面白いようにパンチが当たる。右フックで早くもダウンを奪う池田選手。自信満々だ。
一気に詰めに入る池田選手。スピーディーな連打が川野選手を襲う。刹那、右フック一閃。強烈なカウンターとなったこの一発で池田選手はダウン。レフェリーが即座にKOを宣言するほどの痛烈なKO劇。
僅か46秒の出来事。
以後、池田選手はA級まで上り詰めたが、この一発のカウンターのトラウマを引きずったまま選手生活を終えた。
「ああ来ると思ったから、パンチのある川野ぶつけたんだよ」(~~)
あれから10年。
渡嘉敷会長もずいぶん色んな経験を積んで来た。その判断は間違いではなかったと思う。しかし、裏目に出た。
「山口も俺も、世界の経験たりなかったよ」
「な~に、坂田だってアゴ割られた所から世界はじまってるんだから」
「3回も負けてるんだよ。世界で」
「だけど、4回目すぐに自分からやるって言って来た。こっちだって負けさせられないよ」

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「今、フライ級は盛り上がってるんだから、山口君にもまたチャンス来るよ」
「それにはマッチメーク大事だよ。つまんないのとばっかりやってもしょうがないよ」
「また、スパーおいでよ」(~~)
山口選手の再起に期待します。
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