ロレンソ・パーラへの初挑戦で顎を割られた坂田健史選手は、10ヶ月のブランクを余儀なくされた。再起第1戦の相手は、軽いタイ選手。しかし、フライ級リミットで戦っている。
スパーでも割れた顎が気になったのは確かである。リング復帰とパーラへの雪辱。
1ラウンド、ボディ一発で悶絶してしまったタイ選手。
「アッ、ダメだ。もう少しやらせたかったなァ」
パーラとの再戦のチャンスは以外に早くやって来た。その前哨戦の相手として選ばれたのが児玉卓郎(岐阜ヨコゼキ)選手。9勝(5KO)4敗3分のノーランカー。
しかし、この児玉選手。前戦ではSバンタム級世界ランカー金井彰廣(大鵬)選手と対戦し、初回右ストレートでダウンを奪い大いに善戦。7回不可解な負傷判定で惜しい星を落としていた。金井選手23勝(17KO)2敗。
「パンチ強いでっせ~」
「パンチ当ててもゾンビみたいやし~」
「坂田君フライ級やし、やめといた方が・・・」
大鵬健文会長から、しっかり情報は取ってあった。52.5キロでリングに上がった児玉選手は、ウェート・オーバーしたパーラ(53キロ)に継いで重いウェート。
「ちょっと重いんじゃないんですか。パンチも有りそうだし」
「これ位に勝てないなら、世界なんて言ってられないよ」
世界前哨戦で、あえてパンチのある2階級上の対戦相手を選ぶ。大竹マネジャーにとっては、本番で顎を割られたトラウマを引きずらないように、坂田選手を信じてのマッチメークであった。
「世界決まっているんだからもっと楽な選手にしておけば・・・」
記者さん達からも言われましたねェ。(~~)
試合は、第1ラウンド児玉選手の右ストレートをブロックした瞬間、「これもらったらヤバイ」と感じたという坂田選手が、スピード、上下の打ち分け、手数で打たせないボクシング。2者がフルマークの完勝であった。
「一発もらったら、ホントやばかったですよ」
「ランカーの力はあるな」
児玉選手の頑張りで緊張感ある10ラウンド戦えた事は良かった。なにせ病み上がりである。(~~)
この試合で、”10ラウンド戦えて、手ごたえを感じた”児玉選手。05年7月の坂田戦以降8連勝7KO。現在5連続KO勝ちで日本バンタム級2位にランクされている。ヤバッ。(~~)
こんな経験も、ウェートオーバーのパーラを相手にした時に活きたでしょうか。体が大きく、パンチが強い選手は怖くて当然です。(~~)
06年度新人王戦フライ級敗退から、自身の申し出でバンタム級転向、A級トーナメントに出場した白石豊土選手。只今2連敗中。だが、先輩もこんなマッチメークを潜り抜けて来た。ウェートは苦しくないのにね。(~~)
「こんなので文句言ってるようじゃダメだよ」
「坂田、何にも言わないだろう」
「こっちだって考えてやってるんだから。尊敬と信頼だよ」
★adidasサウナスーツ50%OFF!!
★女子ボクサーのハワイ・カカアコジム
2階級アップで2連敗。体格差は当然ある。ウェート調整が楽なだけでは勝てないと感じた白石選手、次の試合はSフライ級。ボクシング・ワールド誌で尾崎恵一氏が言うように、前回の試合で確かな手応えを掴んではいる。
富山戦では、前半戦なにもやらず終了。
「今日もなんにもしないの。話がぜんぜ~ん違うじゃんかよ」
怒らせようと、ちょこっとくらわしたらやっとアクションを起こした。(~~)
「自分の心だけだってわかっただろ」
Sフライ級徳山選手への挑戦で一度はダウンを奪いながら判定負け。移籍後の再起戦で一気にSバンタム級へウェートを上げた名護明彦選手。足とカンでパンチをはずす天才は、その距離感の違いに迷い道に入り込んだ。- 続 く -
毎日の”励み”に応援よろしくお願い致します→
【TOP】
【BOXING MASTER 総合目次】
【最新記事一覧】
ハワイを楽しみながら、厳しく鍛える! 【究極の節約術 2100円で海外旅行する方法!】
★カカアコ・ジムは1泊2500円 ★アマ試合、スパー大会出場OK ★伝説のトレーナー/スタンレー・イトウ
ハワイ・カカアコジム情報!【BOXING MASTERの”ハワイ情報”】