WBA世界フライ級王者坂田健史・激動の07年Ⅰ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

3月19日、宿敵ロレンソ・パーラ(ベネズエラ)との3度目の対戦に勝ち、念願の世界王座を獲得した坂田健史選手。

「落ちないらしいよ」

「そんな事ないでしょう、世界ですよ」

そして、どうやら落とせないらしいとの確信が深まる中、3人は複雑な表情で王者パーラの到着を待った。



予想通りオーバーウェートのパーラ。

「来日した時と変わっていないよ。ふざけてる」

スポーツ紙記者が表情を変える。深刻な事態を受け止め、対策を練るパーラ陣営。



坂田選手はマイペース。当日計量を53.5キロで行うとの連絡が入ったのは、食事も終わり散歩を終えてからっだった。

「大丈夫だろ、坂田」

正規ウェートで計量をパスしながら、当日計量まで付き合うことになってしまった。しかし、こんな事でくさる坂田選手ではない。

「我慢できるのかなァ、パーラ」

「ふざけやがって」

かろうじて当日計量リミットは守ったパーラ。計量後、すぐに食事に行ったらしい。

3回14秒TKO勝利。試合内容はともかく、感動的な世界獲得シーンだったと思います。うれし涙が止まらなかった新王者。

【・坂田健史・念願の世界王者へ!】



「ベルトは重いです!」

迎えた初防衛戦は、暫定王者ロベルト・バスケス(パナマ)との再戦。そもそも、パリでのバスケス第1戦の試合内容が考慮され、WBAからダイレクトリマッチ、再戦命令が出されていた坂田vsバスケス。

しかし、なぜかバスケス降りて、アッと驚くパーラの15ヶ月ぶりのリング復帰とあいなったわけですが、今度はバスケス自信満々で東京に乗り込んで来ました。

7月1日。先代会長の遺影に手を合わせ勝利を約束、いざ有明コロシアムへ向かう。



坂田選手のベストバウトといえる内容でバスケス撃退に成功。WBA月間最優秀選手に選ばれた。

祝勝会会場には一番乗り。最高の勝利、宿敵撃退、V1成功を喜ぶ師弟コンビ。



「修、超えたぞ坂田。ため口でいいぞ~」(~~)

大竹マネジャーもご機嫌。

バスケスはパンチもあり、怖い選手でした。そして、陣営はジェントルマンでありました。

計量へは車を利用したが、渋滞に巻き込まれ新宿から電車に乗り換えたというチャンプ。駅からダッシュでやって来た王者、脈拍、体温共に上がっちゃってました。(~~)

先輩王者達も勝利を祝福してくれた。内容ある試合だった思います。



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試合後にハワイでの結婚式を控えていたチャンプの正直な感想は・・・

「アッ~、負けなくて良かった」(~~)

「しゃれになんないよなァ~、坂田」(~~)

「ホント、負けられませんでした」(~~)

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