「そろそろ扇風機出してください」
「・・・、・・・、・・・。」
「ひどかったわよねェ。夏が終わると誰かが質屋へ持ってちゃうんだから」(~~)
「冬が終われば、上着が質屋・・・」(~~)
「あるもの、みんななくなっちゃう」(~~)
昨夜、大竹マネジャーと共に、協栄ジム初のプロ選手、一人目の世界世界チャンピオンである海老原博幸氏の未亡人、喜代子氏が経営参加しておられるお店、”小井戸カントリー”
へおじゃました。
丸の内線”四ッ谷三丁目”駅近くにある、おしゃれなゴルフ調のスナック・バーです。(~~)（ＴＥＬ：03-3357-7595）
１９５９年デビュー、６３年９月、世界フライ級王座獲得。６９年３月、執念の王座返り咲きを果たした海老原選手。名トレーナー、エディ・タウンゼント氏は語っている。
「一番ガッツあったは、海老原ネ」
金平ジム発足時は、長屋みたいな所に皆で住んでいた。広島の大先輩・山村若夫氏、元世界ミドル級王者・竹原慎二氏を育てたロッキー・宮下選手、長らくマネジャーを務めた高橋勝郎氏、等々・・・。
「だって、知らないおじさんが寝てたりするんですよ」(~~)
「誰かのお父さんだろうって」(~~)
「そしたら皆知らない」(~~)
「布団もないから取り合いで・・・」(~~)
「ファイトマネーなんていくら貰ってたか知りませんねェ。聞いた事なかったですから」(~~)
「最後は２，８００万円だったって、出てましたけど・・・」
「いつだったか、金平会長から１００万円の束を渡されて、お腹にでも巻いて帰った方がいいよって・・・」(~~)
軽やかなフットワーク。伝説によれば、金平会長はボクシングを教える前に、まず、”縄跳び”をさせたという逸話があるが、そこで見抜いたんでしょうかねェ。このフットワークは二人目の世界王者・西城正三選手に受け継がれた。
「西城さんも来てくれるんですよ」(~~)
「山神会長、宮下さん、四ッ家さん、小川さん、渡嘉敷さんも良く来てくれます。うれしいですねェ」
”ガチンコ”で、すっかり有名になった宮下会長。入院中の海老原先輩を、こまめに見舞い、世話をやき、最後まで恩を心に刻み、尽くしてくれたと言う。
”広島の粗大ゴミ”と言われたのは、元ＷＢＡ世界ミドル級王者・竹原慎二選手であるが、育てた宮下会長も広島では有名な”ヤンチャ”だったらしい。
「宮下、お前、わしがおらんかったら今頃生きておらんだろう」
何気に言われていた山村先輩。宮下会長は、ただニコニコ聞いていた。(~~)
「こいつは走らんのよ」
「会長とか新聞記者が来よった時だけ、わしを抜いて行くんよ。それも会長の目の前で。わしは後から怒られるは・・・」(~~)
「しかし、わしらスタミナなかったの～」(~~)
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★女子ボクサーのハワイ・カカアコジム日記
写真右が、立教大学卒の学士ボクサーだった山村氏。左は協栄ジム初代マネジャー安藤氏。坂田選手も緊張気味ですね。(~~)
「今度、皆でここに集まりましょう」
★協栄ジムの世界王者
来年２月には協栄ジムＯＢ会も予定されている。１００人以上も集まる大ＯＢ会である。たまに顔を会わす先輩と後輩は、いまだ仲がいい。皆行ったら大変です、”小井戸カントリー”
。遅くまで、ありがとうございました。(~~)
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