チャンピオン・カーニバルとA級トーナメント | BOXING MASTER first 2006-2023

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9月に行なわれた日本プロボクシング協会理事会で、A級B級トーナメントに付いての見直し案が協議されたとある。以下抜粋。

協議事項
A級B級トーナメント
東日本川島委員長より平成19年度A級B級トーナメントを、リニューアルして実施したいとの提案があった。

①A級トーナメントの優勝者が翌年のチャンピオンカーニバルに出場できる体制にする。

②JBCと連携し、日本ランキングを12位まで創設し、B級トーナメントの優勝者はランキングに入るようにする。
協議の結果、各地区から委員を集めJPBAで実行委員会を作り、前向きに取り組んでいく事となった。

A級トーナメント優勝者に日本タイトル挑戦権を与えるシステムはかつて実施されていた。しかし指名試合、カーニバルと最強挑戦者と戦う義務のあるチャンピオンにさらに負担をかけるという理由で廃止された経緯があります。

チャンピオン・カーニバルでは世界ランキングを含め、そのクラスで最上位にランキングされる者から順番に挑戦の権利を有する事になる。これは10月度の日本ランキング発表時のランキングを基に、カーニバル委員会で決定がなされる。

第1回チャンピオン・カーニバルは、1977年12月3(土)日、4(日)日の2日間に渡って後楽園ホールに於いて行われた。全11階級の内9階級のタイトルマッチが、連続した2日間で行なわれた。前座はなし。全部がタイトルマッチという夢のような興行。

これはJBC創立25周年記念として、日本プロボクシング協会が協力して行なわれたものです。ここ数年相次ぐ世界タイトルマッチのおかげで、カゲが薄くなって来ている日本タイトル戦の存在価値を見直させる絶好の機会とある。TV放映は2日間ともにフジTV。

挑戦者の最上位は日本ランキング2位。S・フェザー級上原康恒(協栄)選手と戦った秋山 正 (P堀口)選手は9位。この時は予想通りチャンピオン全てが防衛に成功している。連続した2日間に、これだけのチャンピオンがスケジュールを合わせて出場した事が凄かった。お客さんは入った。

以後紆余曲折を経て、チャンピオン・カーニバルは歴史を刻んでいる。好カードもたくさんあった。現行のランキング最上位者からチャンスが与えられるのもいい。

A級トーナメント優勝者に与えられた日本タイトル挑戦権。協栄ジムでもペレストロイカ軍団の中から、オルズベック・ナザロフとスラフ・ヤノフスキー選手の二人が第5回1990年のトーナメントを制している。

強すぎて日本人対戦者が見つからない。しかし、このトーナメントに優勝すれば日本王座挑戦のチャンスが得られる。世界への近道。日本デビューを飾ってすぐに大竹マネジャーは、迷わずこの両選手を出場させた。フライ級は実施されず。

両選手とも優勝し、ナザロフ選手は翌91年4月日本王座獲得。92年にはOPBF王座を奪取。93年5月には南アフリカでディンガン・トベラを破り世界王者となった。

さすがに新人王は出る権利無かったが、認められたルールの中で出場出来るトーナメント参加、優勝、日本王座、OPBF王座と王道を歩いたナザロフ選手は世界王座に就いた。デビューからわずか3年の出来事。このトーナメントあってこその道のりであったと思います。

ヤノフスキー選手もまた91年3月日本王座獲得。あのリック・吉村(石川)選手にボクシングさせなかったのは凄い。6度このタイトルを防衛したが、さらなるチャンスを求めヨーロッパに行ってしまった。

このヤノフスキー選手、体はぽっちゃりで頭も少々薄く年齢も33才。しかし、「頭いい。ボクシングうまい。一番ね」ジミンさんが今でも言いますね。ペレストロイカ軍団のリーダーでもあった。

A級戦優勝者にカーニバル出場の権利を与える。トーナメント出場者が増えた場合、上位ランキング選手から出場権利が与えられるので、当然出場選手の層は厚くなり面白いカードが増えファンは喜ぶ。

その一方で、カーニバル出場を目論んでリング活動をしているジムからは当然不満も出よう。一気にOPBF、世界に挑戦するコースを選ぶところも出てしかり。日本タイトル挑戦は、王者に課せられた”9ヶ月毎にランキング1位の者の挑戦に応じなければならない”、いわゆる指名挑戦を狙う事になろう。

世界ランカーは当該クラスにおいては、原則として日本ランカーより上位とする。と、JBCルールにはある。

原則的にチャンピオン・カーニバル出場から9ヶ月以内に指名試合を行なわなければならない日本王者の義務を考えると、A級戦優勝者がカーニバル出場者とならなければ、スケジュール的に無理が出る。年に3つの指名試合は課せられない。

どうしても廃止されたときの原理に戻ってしまうが、賞金も付いた伝統あるトーナメント存続の為にも、優勝者には何らかの勲章が与えられるよう、期待したい。王者挑戦が無理ならば、日本1位との対戦権利を与えても良いではないか。王者ばかりが義務付けされてはおかしいと思うのだが、いかがでしょうか。

さてB級トーナメントであるが、日本ランキングを12位まで拡大し優勝者のランキング入りを図るというが、これには反対である。A級戦の質を高めようとしている一方で、底を広げる事は矛盾する。

ランク入りは激戦のクラスもあるが、そうは見えないクラスがあるのも事実。激戦区では前年の新人王が自然にランク落ちし、今年の新人王と入れ替わったりするケースもある。新人王に限らず、足を切られるランカーもつらいが新人を育てる意味では仕方ない。スターを作るには勢いも大事。

その昔、全日本新人王獲得者が日本ランカー下位者とランキング入れ替え戦を行なっていた事もある。B級トーナメント優勝者は、ランキング10位の選手との対戦を義務付けたらどうか。これも面白い試合になると思うが、いかがであろうか。

タイトルマッチの質を上げる事ももちろんだが、ランキング選手全体を見て活性化させるには、王者ばかりでなくランキング選手にも、良い意味で義務付けする制度も一考ではないかと思います。

今年のB級トーナメントには、元日本ランカーも出場している。ベテラン出場も悪い事ではないが、このB級トーナメントの位置付けは新人王戦に準ずるものと解釈しているファンの方々も多いのではないでしょうか。運営委員会も、だからこそ優勝者のランキング入りを希望しているものと考えるのですが。

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