バレリオ・サンチェス。思った通り怖さはないが、うまくて渋い選手でした。やる気もスタミナも十分だが決め手はない。77-76(2人)、77-77(1人)の2-0判定は、WBA総会を意識したJBC最高のメンバーが下した採点です。大毅選手の勝ちに間違いない。
今日の試合はTBS放送最後で、興毅選手が言っていた「大毅ようがんばった。ほめたってや」という試合であると思います。今年デビューしたばかりの17才が、8回フルに戦っての勝利は価値があるでしょう。
会場にいた関係者もおおむね僅差で大毅選手の勝ち。最終回ラスト10秒を切った所でダメージング・ブローをクリーン・ヒットさせ、手数をまとめるあたりは、運の強さ、勝負根性の強さを感じさせた。
もちろん課題もたくさんありますが、プロキャリアわずか6戦の大毅選手。評価を決めるには早すぎる。こんな試合を経験して成長して行くものです、選手は。今日の時点で、欲を言ったら切りがない。
明日、明後日と東日本新人王予選、準決勝戦が行なわれます。今日の大毅選手と同程度のキャリアをもつ選手達が熱戦を繰り広げます。?マークをお持ちの方、ご自身の目で見比べてみられるのもご一考かと・・・。
ぜひ後楽園ホールへお越しください。