ランキング?負けても世界挑戦! | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

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負けても世界挑戦。日本人選手ですぐに思いつくのが沼田 剛 (新日本木村)選手。75年10月8日仙台市でWBC世界バンタム級タイトルマッチ、チャンピオン・ロドルフォ・マルチネス(メキシコ)対世界同級10位、沼田久美(新日本木村)が行われています。

”前哨戦2連敗の沼田が、勝つ可能性なきにしもあらず”。チャンピオン、38勝(32KO)3敗1分。挑戦者、14勝(4KO)3敗1分。しかし2連敗中と言う、ちょっと考えられないマッチメーク。沼田選手は、前年12月に行われた日本バンタム級王座決定戦を、引き分け、ポイント数の多さでベルトを巻くというラッキーな記録を残しています。

リング上の木村七郎会長の顔が、一瞬蒼白になったとあります。ワルインゲ・中山選手、岡部 強 選手と前哨戦2連敗となってしまった8月22日のリング上の事です。客席「沼田は世界のなんなのさ」、プロモーター「契約も終わっているし、仙台ではもう切符も売り出しているから、今さらやめられない」、マッチメーカー「いや、3度は負けない、保証するよ」。しかし、「それにしても、弱ったなあ~」。


この試合の3年前にロスで、このマルチネスと対戦し、当時世界2位のマルチネスから、一度はダウンを奪った(判定負け)経験を持つ、ビーバー・梶本(松田)選手は、「左さえはずせば、沼田選手が勝つのは不可能じゃない気がします」と語っている。王者は4回KO宣言。その結果は、ポイントはかなり接近。きわどかったとだけしておきます

世界的選手ですぐに思いつくのは、ホセ・ピピノ・クエバス(メキシコ)。世界タイトル防衛11度、そのうち判定試合は一度だけの名王者も世界タイトル前哨戦では負けています。

76年6月2日、アンディ・”ザ・ホーク”・プライスとの1戦は10ラウンド完封されての判定負け。この敗戦で戦績は15勝(13KO)6敗。ちなみにデビュー戦も2回KO負けの記録が残っている。

そして世界タイトル挑戦は、敗戦のわずか1ヵ月後7月18日。絶対不利(当たり前ですね)の予想を裏切り、チャンピオン・」アンヘル・エスパーダを2回KO。タイトルを強奪、このとき18才7ヶ月。

以後は当たればKO勝ち。”当てるコツを覚えた”。「最初は誰でも殴られる。だけど辛抱していれば、殴れる選手になる。そこまで我慢できるかが問題」
と、大竹マネジャー。

ボクシングは”コツ”だと思います。選手それぞれに合った持ち味を生かし、コツを掴ませる。面白くなったら”勝手に考えます”。自分にとって一番大事な事だから・・・。

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