会社に利益をもたらす人ともたらさない人の違い
頂点へ。
といいましても、自民党の新総裁の話ではありませんよ。
2年ぶりに全米オープンの女子シングルスを制した大坂なおみ選手のことです。
決勝戦では第1セットを取られ、第2セットも2ゲームを先取されこのまま敗退か、と思われた直後からの巻き返しがすごかったですね。
試合終了後の会見では、「2年前なら第1セットを落として心が折れていたと思う。これまでの全ての試合が私を形成し、成長させ、成熟させてくれた」と語っていました。
今大会を通じて、大坂選手は「ポジティブな態度が大切」といい続けていたのが印象的でした。
話しは変わりますが、経営者の方でしたら誰もが、ポジティブな態度で行動し、(社内外を問わず)会社に利益をもたらす人は大切だと考えていると思うのですが、、、
今日はいつもと少し違いますが、会社に利益をもたらす人ともたらさない人は何が違うのかということについてお伝えします。
ちなみに前者は、コロナ禍の今、どの会社のどの経営者からものどから手が出るほど欲しい人材であるのは間違いないでしょう。
もしあなたが前者のタイプなら、給料アップやボーナスの増額もあるかもしれませんよ。
あなた(の会社)はどのタイプ?
最近、コロナ禍ということもあり、いたるところでオンラインセミナーが頻繁に開催されています(私のメールボックにも多い日には10件以上の招待メールが届きます)。
そうしたセミナーや勉強会に参加して新しいことを学ぶ人の中には、参加後すぐに成果を出す人と、学ぶだけでいつまでたっても成果を出せない人がいます。
両者の違いは何だと思いますか?
ちなみにこれは、私のコンサルティングを受ける会社(や個人の方)でもまったく同じことがいえます。1つ事例を紹介します。
フィットネスクラブの売り上げや利益を(できるだけ経費を増やさずに)早く増やしたいという方からのご相談に対して、効果実証済み内容として私は次のように提案します。
「わかりました。それではまず料金を改定(値上げ)しましょう。あるいは、高単価の有料プログラムを作って販売する方法もあります。どれもお金は大して必要ありません」と、実例を紹介しながら提案します。
すると、反応は次の3つに分かれます。
ケース1)「わかりました。やりますのでコンサルをお願いします」という社長。
ケース2)「社内で検討してからお答えします」という社長。
ケース3)「うちではどれも難しいですね」という社長。
1の「早い意思決定とすぐに行動する社長」は、早ければ2~3カ月後には、値上げや高単価プログラムを作って販売することで(例外なく)売り上げや利益を増やします。
ちなみに、1のタイプの社長はこのこと以外でも意思決定や行動が早いです。
2の「検討します」という社長は大抵、数日から数週間、答えが返ってきません。
「実施しない」という判断であれば、別の対策を考えればいいのですが、実際には「結論を引き延ばす」だけという人も少なくありません(ので業績は変わらないか悪化します)。
3の「うちではどれも難しいですね」と答える社長は、このこと以外でも新しい提案に拒否反応を示しがちです(のでコンサル契約をしない・終了させて頂くこともあります)。
もうおわかりだと思いますが、売り上げや利益増など成果を出す会社や人に共通する思考や行動は、最初の一歩を「すぐに踏み出すことを習慣にしている」ということです。
では、新しいことにすぐに取り組むとどうなるか?
すぐに成果が出る?
(例外はありますが)そう上手くはいきません。想定していた良い結果がすぐに得られることなど現実にはそう多くはありません。
ですが、新しい何かに取り組むことで「こういうことをやるとこういう結果が得られる」ということがわかります。いい換えると、何事も実際にやってみなければわからないということです。
もう1ついえることがあります。意思決定と行動の早い人は、結果を見てすぐに軌道修正するなり、別の方法をすぐに試します。その結果、成果を出すスピードが早まります。
今のようなスピード時代に、同じことを毎日繰り返しているだけではじり貧になるのは明らか。こうした態度は、正しい継続や忍耐と呼べるものではなく、単なる愚行です。
例えばわかりやすい例ですが、フィットネスクラブの新規会員獲得のための広告を作るなら、反応が上がるまで次のようにいろいろな試行錯誤が必要です。
「キャッチコピーを変えてみる」「写真を変えてみる」「写真の説明文を変えてみる」「利用者の声を差し替える」「特典内容や数を変えてみる」「キャンペーンの期間を変更してみる(例:2週間を3日間限定に変更する)」「広告のサイズを変えてみる」etc
特に広告では、失敗は日常茶飯事。私たちは強い忍耐を発揮しなければなりません。ですが、それは正しい忍耐である必要があります。
とにかく、今の状況を変えたいのであれば、最初の一歩をすぐに踏み出してみることです。踏み出してみて、ダメならあきらめてすぐ次に移るのです。そうやって行動しない限り、今の(困難な)状況を変えることはできません。
学びを成果につなげる人とつなげられない人の違い
それでは最初の質問に戻ります。
セミナーや勉強会に参加して学ぶ人の中には、参加後すぐに売り上げや利益増につながる成果を出す人と、学ぶだけでいつまでたっても成果を出せない人がいます。
両者の違いは何だと思いますか?
それは、学んだことをすぐにアウトプットするかどうか。学びを成果につなげる人は皆、次のように考え行動します。それは・・・
「アウトプットまでがインプット(学び)」
ビジネスでは、インプットしたことをすぐにアウトプットすることで真の学びが得られます。
どれだけセミナーや勉強会に参加して学びを得た(気分になった)としても、どれだけビジネス書を読んで知識を得たとしても、それを実践しない限りビジネスでは無意味です。
もちろん、趣味やビジネス以外の目的でしたら構いません。しかし、何度もいうようですが、ビジネスとしての学びの価値はそこにありません。
ビジネスとしての学びとは、「インプット+アウトプット」までが学びです。そして、成果を出す最短最速の方法は、「インプット+アウトプット」を高速で繰り返すことです。
私のお勧めは、学んだことを①24時間以内にアウトプットする(誰かに話す、SNSで発信する、行動内容をリストアップするなど)、②3~30日以内に実行する、③3カ月以内に成果を出すことを習慣にする、です。
なぜ24時間以内にアウトプットする必要があるのか?
エビングハウスの忘却曲線によれば、人は24時間後には67%忘れるといいます。つまり、人はわずか1日で、学びの約7割を忘れてしまうということです。
しかし、カナダのウォータールー大学の研究結果によれば、人が何かを学んだとき24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻るそうです(個人差があります)。
ただし、ビジネスでは学んだことを単に復習するだけではなく、3~30日以内に実行し、3カ月以内に成果を出すことを自分に課すことが大切です。
実行しても失敗することは多々あるでしょう。しかし、大坂なおみ選手がいうように、「失敗から成長できた」「試合(ビジネス)では何が起きてもチャンスがあるということ。それをチャンスと受け取るかどうかは私(自分)次第ということ」なのです。
もちろんそういう人は会社にも利益をもたらしますので、経営者も喜んで給料やボーナスをはずんでくれると思いますよ。
本日も最後までお読み頂きありがとうございます。
それでは次号をお楽しみに!
