「健康寿命を延ばすにはどうすればいいですか?」答えは・・・
こんにちは。田村真二です。
日本では75歳以上の高齢者を「後期高齢者」(65歳以上75歳未満を「前期高齢者」)と呼んでいますが、それには意味があります。
聞いたことがある人も多くいると思いますが、75歳を境に、一人当たり医療費が急激に増えていくのです。
以下の図(出典:厚生労働省)を見ていただくとわかると思いますが、後期高齢者(緑色の折れ線グラフ)の1人当たり医療費は約94万円(平成29年度)。現役世代である国民健康保険の約3倍、被用者保険の約6倍で推移しています。
また、日常生活を制限なく過ごすことができる「健康寿命」が平成28年(2018年)時点で男性72.14歳、女性74.79歳であることからも、「75歳は健康状態で分岐点になる年齢」でもあります。
もちろん、個人差はありますから一概に誰にでも当てはまるというわけではありません。
ただ、フィットネスクラブに通っている健康意識の高い高齢者を見ると、70代前半までは元気に運動をしていた人でも、70代後半以降になると通わなくなる(=退会する)人が増えるという現実があります。
そう考えると、運動だけで健康寿命を延ばすことは不十分なのかもしれません。
いずれにしても、健康面に関する「75歳の壁」は確かに存在していると言えるでしょう。
では、75歳の壁を乗り越えて健康寿命を延ばすためのポイントとは何でしょうか?
出口治明さんのベストセラー著書『還暦からの底力』には、「健康寿命を延ばすのにもっともいい方法は、働くことなのです」と書かれています。
以前、出口さんが50人ほどの医師に「健康寿命を延ばすにはどうすればいいですか」と聞いて回ったところ、一人の例外もなく皆さんが「働くことが一番」と話していたそうです。
確かに、政治家や芸能人、会社経営者や個人事業主の方など、現役で働いている75歳以上の方は、皆さん(お年の割には)とても元気そうに見えます。
言うまでもありませんが、長く働き続け、長く収入を得るための基盤として、最も大切な要素の1つが「健康」です。
出口さんが聞いて回った50人ほどの医者の話からは、「健康だから働く」ではなく、「働いているから健康を維持することができる」とも言えそうです。
「人生100年時代」とはよく見聞きする言葉ですが、実際、日本人の平均寿命は延び続けていますし、100歳まで生きるということもあながち夢物語ではなくなりつつあります。
寿命が延びるのはうれしいことですが、単に寿命だけが延びて日常生活に支障をきたす期間が長引くようでは喜ばしいことではありません。
いつまでも健康で過ごせることと、長生きにともなうお金の不安を(できるだけ)なくすことの2つが必要です。
その点からも、長く働くことは理にかなっていると言えます。
一方、最近若い人たちに人気の「FIRE(ファイヤー)」(経済的自立・早期リタイヤを意味する)は、後者(お金)だけに視点が向きすぎているため、それだけでは豊かな老後生活を送ることはできないと思います。
いずれにしてもこれからは、「健康寿命」と「資産寿命」の2つを延ばすことがこれまで以上に重要なテーマとなるでしょう。
最近はこれらに関する書籍やネット記事も多く見かけますが、私も仕事の関係上(かつ個人的な関心から)、自宅オフィスのライブラリーには何十冊も関連本が並んでいます。
「知は力なり」と言われるように、健康寿命と資産寿命を延ばすには、「知識」と「実践」の2つが不可欠です。
このブログでも、あなたの健康寿命と資産寿命を延ばすための有益な情報を発信していきますので、どうぞお楽しみにしておいてください。
それでは次号をお楽しみに!

