ビジネスの安定は「多様性」によってもたらされる
9月27日(月)
こんにちは。田村真二です。
最近、「多様性」という言葉をよく見聞きします。
私は、ビジネスの安定についても多様性によってもたらされると考えています。
1つの会社、1つの事業、1つの商品、1社の取引先、1人の大口顧客、1人のカギとなる社員、1つの広告媒体、1台のパソコン、1台のプリンター、1台のスマートフォン・・・
もし、あなたのビジネスに頼りになる「1」があり、そして、「それ」がなくなってしまったらビジネスが立ち行かなくなる、としたら危険な状態にあると言えます。
例えば、見込み客を集める手段がオンライン広告の何か1つだけに頼っていて、何らかの理由でそれを使うことができなくなったとしたら、どうなるでしょうか?
パソコン1台だけで仕事をしている1人ビジネスの社長が、重要なオンライン商談の直前にパソコンが壊れて使えなくなったとしたら、どうなるでしょうか?(ちなみに私は常時3台使える状態にしています)
コロナ禍でハッキリしたように、主力事業が好調なうちにもう1つ2つの事業を育てておくなど、好調なときにこそ、リスク管理と将来対策を行わなければなりません。
飲食店なら店内集客がうまくいっているときに、「もし店内飲食ができなくなったとしたら、どうするか?」を考えるということです。
とはいえ、こうしたことを平時に考えるのは容易ではありません。実際に起きてみて初めて、「想定外」だったと気づくわけです。
でも、自然災害の多い日本では、またいつ、どこで、想定外の災害が起きるかもしれません。さらに今回、新たな感染症発生リスクも加わりました。
そう考えると、日ごろから「代替案エクササイズ」でトレーニングしておくことがますます重要になると思いませんか?
今日の日経MJにエイチ・アイ・エス(HIS)の沢田社長の記事が掲載されていましたが、記事を読み、「HISも『1の危機』への備えが不十分」であったと言います。以下、沢田社長談。
「今HISといえば旅行業ですが、4~5年後にはそうとは言われなくなるのではないでしょうか。トータルグローバル産業とでも言えるかもしれません。新規事業で、黒字化の見込みのないものはやめていきますが、常にチャレンジする風土は必要です」
「企業の寿命は30年ほどと言われるなか、旅行業で創業してもう40年たちました。派生して新しいことを始めなければ成長できない。それをもっと早くやらなかったから、いまコロナ禍でこんな目に逢っているいるのです」
コロナ禍で「海外旅行依存体質」のマイナス面が浮き彫りになった同社ですが、これは他の多くの企業にも当てはまることでもあります。
今からでもまだ遅くはありません。「ダメになる前にもっと早くやっておけばよかった」「あのとき躊躇せず始めておけばよかった」と、後になって後悔するのではなく。
HISでも社内で新規事業のアイデアを募ったところ、5~6千個くらいアイデアが集まったと言います。
そのうちのいくつかは、実際に事業化し、アイデアを考えた本人が担当しています。例えば「そば店は、現時点では4店舗ですが100店まで増やして上場させようと思っています」(沢田社長)。
あなたも今週は、新規事業や新商品のアイデア出しを行ってみてはいかがでしょうか。HISのように5~6千個も必要ありません。現事業に関係のある5~6個で十分です。
【追伸】
昨日は久しぶりに原宿から表参道界隈をウォーキング&ショップ巡り。センスのいいショップはもちろん、竹下通り周辺はアジアの雰囲気漂う雑多感がなんともいい感じでした。
写真(下)は原宿駅前に昨年オープンしたIKEA原宿店。今回初めて同店を訪問しましたが、郊外大規模店とは違い、店舗面積約2,500㎡(2フロアー)の都市型中型店(郊外出店から都市部への出店も多様性の1つですね)。
店内は明るくファッショナブルなうえに、都市型店舗ならではの商品セレクトとディスプレイが施されていました。
店舗周辺はまるで軽井沢のような美しい緑の樹木に囲まれているIKEA原宿店
店内には驚きの一杯50円コーヒー&シナモンロール100円も!
スタバ×イケア このコラボはかなりレア?
原宿や表参道周辺は見どころ満載のショップがたくさんありますから、この季節、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
それでは次号をお楽しみに!


