10年後に変わるもの VS 変わらないもの
10月25日(月)
先週から、一気に気温が下がったこともあり、自宅周りの木々も色めいてきました。
こんにちは。田村真二です。
変化の激しい今の時代に、10年先の未来がどう変わるかを正確に予測するのは、まず不可能です。
例えば、世界中で今起きていることを10年前、いや5年前にでさえ予想できた人がいないのと同じように。
それで思い出したのが、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏がインタビューで語っていた話です。
「私はしょっちゅうこう聞かれます。『これからの10年で何が変わりますか?』。じつに興味深い質問です」。
続いて、「でも次のような質問をされることはほとんどありません。『これからの10年で“変わらないもの”は何ですか?』。しかし、あとの質問のほうが重要なのです」と。
なぜでしょうか?
「なぜなら、時間が経っても変わらないものは、ビジネス戦略の柱になりやすいからです」。
アマゾンが常に時代の最先端を行くテクノロジーやサービスを開発・提供している、極めて稀な企業であることは、誰もが認める事実です。
しかし、ベゾス氏は最新トレンドに重点を置いたり、新しいビジネスモデルを考えることよりも、常に、消費者が何を望み、求めている“変わらないこと”に焦点を当ててきました。
例えば、電子商取引(EC)で商品を購入する消費者は、同じものならより安く、注文後すぐに届くことを望みます。これは10年前も変わらず、10年後も変わらないはずです。
だからこそ、アマゾンが基盤としているのは、変わることのない人のニーズや欲求であり、それに応えるためにテクノロジーや配送システムを変えてきたのです。
つまりアマゾンの優先順位は、テクノロジーが先なのではなく、消費者が10年後も変わらず求めるものが先だということです。
アマゾンの事例からは、最もテクノロジーが進んだ企業が勝つのではなく、最も資金力がある企業が勝つのでもなく、最も人のニーズや欲求を重視する企業が生き残り、繁栄を続ける、ということがわかります。
でもこれは、あなたや私のビジネスにとっても通じる真理ではないでしょうか。
アマゾンで注文した商品が、配送料金無料で翌日朝に届くのは、今では当たり前ですが、その当たり前が、10年前には非常識でした。
最後に2つ質問します。
あなたのビジネスにとって10年後も変わらない、顧客のニーズ・欲求は何でしょうか?
あなたの人生にとって10年後も変わらない、真に重要なことは何でしょうか?
この2つの質問には、値千金の価値があると思いますよ。
それでは次号をお楽しみに!
