タイトルでやってはいけないこと
1月28日(金)
こんにちは。田村真二です。
テレビ局は連日、新型コロナ(オミクロン株)の新規感染者数を声高に発表していますが、なぜそうするのでしょうか?
もちろん発表しないよりも発表した方が、視聴率が取れるからです。
では、なぜ視聴者はテレビ局が発表する新型コロナの新規感染者数のような、ネガティブな情報を知りたがるのか?(答えはブログの後半で)
さて、今週のブログでは毎日1つ、高反応が得られたタイトルの型と事例を紹介しています。今日のタイトルと事例はこちらです。
型4:ネガティブなタイトル
事例1:私がSNSを嫌いな理由
事例2:タイトルでやってはいけないこと
ネガティブなタイトルの開封率の方が、ポジティブなタイトルよりも高反応が得られる場合がよくあります。
それが人間の(脳の)本質であり、ネガティブな感情はポジティブな感情に勝るからです。
以前、首都高速道路を車で走っているときに、「見物渋滞」というサインを目にしたことがあります。
見物渋滞というくらいだから、花火大会か何かを見るのに車の速度を落としているのかと思いきや、前方を走っている車が自動車事故の現場を通りかかったときに、速度を落として見物するために発生した渋滞でした。
広告業界や脳科学の世界では、恐怖や不安を訴えるメッセージによって脅かされることで生じるネガティブな感情は、年齢を問わず、ポジティブな感情よりもずっと強くて効果的であることがテスト結果からわかっています。
そして、恐怖や不安に関することは即座に対処しなければなりません。
夕方のテレビ番組でアナウンサーから、「本日の新規感染者数が1分後に発表されます」と言えば、(不安から)新規感染者数を知らずにはいられなくなり、多くの人は1分後までテレビを消せなくなってしまいます。
同様に、強いストレスや心配事があると、それ以外のことを考えられなくなるのはこれが原因です。
ヒーロー物語の主人公が、最終的にはハッピーエンドで終わることがわかっていたとしても、途中争いや修羅場を何度も経験するからこそ読者は読み続けてしまうわけです。
なお、ネガティブなタイトルを使うコツはタイトルと本文を一致させること。タイトルがネガティブなのに本文が陽気な内容だったら、読み手は操作されていると感じるからです。
アナウンサーが新規感染者数を発表した後、専門家が解説する際に必ず「引き続き最大限の感染防止対策が必要です」などと言うのはそのためです。
それでは次号をお楽しみに!
