インフレに備える家計管理術
4月16日(土)
こんにちは。田村真二です。
値上げラッシュ!
最近、そう感じている人もきっと多くいるでしょう。
実際、原油など原材料価格の大幅な上昇や円安などにより、輸入物価が高騰していることで様々なモノやサービスが次々と値上げされています。
日本では長い間、物価がほとんど上昇しませんでしたが(むしろ下がっていた)、今後は持続的に物価が上昇していくインフレが常態化するかもしれません。
では、インフレに備えて家計管理ではどんな注意が必要になるでしょうか?
インフレが続くとモノやサービスの価格が値上がりします。その結果、現在持っている現金の実質的な価値が、現金のまま持っていると目減りします。
例えば、日銀が目標としている年2%の物価上昇なら、100円の商品が1年後に102円に、10万円の商品なら同10万2,000円になります。
つまり、現在の100円(や10万円)で買うことができていたモノが1年後には100円(や10万円)では買えなくなるということです。
現在、1,000万円の貯金があるとすると、年2%の物価上昇が毎年続いたとした場合、預金金利が0%なら(現在大手銀行の普通預金金利は0.002%のところが多い)、現在の1,000万円は20年後に672万円(マイナス328万円)の価値に目減りします。
それでは、どうしたらいいか?
インフレ対策として個人や家庭でできることは基本的に3つあります。
1.支出のムダをできるだけ省く。
2.家計の収入をできるだけ増やす。個人なら本業のほかに副業や転職による年収アップ、家庭なら夫婦2人で働いて収入を増やす。
3.金融資産運用(投資)で実質的な価値の目減りを抑える、または増やす。
つまり、節約、収入増、そして投資による運用です。
例えば節約なら、よく知られていることですがまずはスマートフォンの通信料金の見直しです。
大手携帯電話会社で契約している場合、1台当たり毎月8,000円以上の料金を支払っていることも珍しくありません。
大手の格安プランや格安スマホ事業者の契約に切り替えれば、どれくらい通話やデータ通信を使うかにも異なりますが、月3,000円前後の支払いに抑えられることも多いでしょう。
家族2人で2台のスマホを使うなら、毎月1万円前後節約できます。1年で12万円、10年なら120万円です。よほどの理由がない限り、今すぐ変更した方がいいでしょう。
その他、生命保険や医療保険、自家用車、(賃貸物件なら)家賃、サブスク契約をしているものの見直しなど、契約内容を変更する(あるいは止める)ことで毎月数千円から数万円の節約は可能です。
収入増については今ではさまざまな手段や方法がありますのでここでは割愛しますが、税金を減らすことで実質的に収入を増やすことが可能です。
例えば、iDeCo(イデコ)で積立て投資を行うことで所得税・住民税合わせて、年に数千円から数万円の税金を減らすことができます。iDecoにはほかにもいくつかメリットがありますが、これも立派な収入増といえます。
これらは何もインフレ対策だけに限りません。老後を安心して過ごすことができる基礎体力づくりでもあります。
つまり、人生100年時代の生き方戦略に通じる行動でもあるのです。
それでは次号をお楽しみに!

