「熱意」は成功を呼び込むマスターキー
6月25日(土)
こんにちは。田村真二です。
歌手の小田和正さんは今月、約3年ぶりの全国ツアーを開始しました。
小田さんは今年74歳です。
来年には、小田さんも“後期高齢者”になるわけですが、とてもそのようには見えませんし、歌声を聞くとさらに思えません。
私自身は、今の小田さんの歳にコンサルティングや講演をしているかと言えば、う~ん、どうでしょうね。
少なくとも金銭面が理由で働くことにならなければいいな、とは思います(笑)
私の知る限り、小田さんは金銭面で困っているわけではありません。ではなぜ、74歳の今もツアーをしているのでしょうか?
それは、ツアーほど面白いことがない、というのが主な理由でしょう。
さらに言えば、小田さんには間違いなく、ツアーと同じくらい熱心に取り組めるような面白くて楽しいことが他にないからでしょう。
実際、6月3日の福島・ビッグパレットふくしまで行われた全国ツアー初日の冒頭のMCでは、満員の5,500人の前で小田さんは次のように語っています。
「みんな、どうもありがとう! 元気だったでしょうか! このコンサートが決まったとき、とってもうれしかったんですが、本当にこの日がこんな状況の中でできるのだろうかとずっと不安でした。(中略)課題はとにかく楽しく楽しく乗り切ることと、その楽しさをこのツアーの最終日までどんどん膨らませ大きく駆け抜ける、それがテーマであります。今日はその第1日ということで、全部の日が大切ですが特別大切であります。なんとか楽しく楽しく終わりたいと思います。」
ファーストリテイリングの柳井さん(73歳)はゴルフが好きなようですが、それ以上に熱心に仕事に取り組んでいるのと同じです。
仕事で大成功して、そのおかげで資産家になった多くの現役企業のトップにとっては、仕事をしないということは人生が終わったようなものなのです。
彼らが仕事で大成功して、そのおかげで資産家になった理由は、その仕事に熱意を持っていたからでしょう。その熱意こそが、大成功して資産家になるための手段なのです。
言い換えると、どんな仕事であれ、自分のやっていることに熱意を持って取り組んでいないなら、成功し、それを持続させ、資産家になる可能性は、とても低いということです。
強い熱意というガソリンがもうすぐなくなりそうなのに、補給しなくても車が走り続けるとか、アクセルを踏んでスピードを上げるとかは、期待してはいけません。
もしあなたが、ファッションこそが人生の他のなによりも面白いと感じ、熱心に関心を持っているなら、ファッション関係の仕事をするべきだと思います。いったい、ファッション関係以外にどんなビジネスをしたらいいと思います?
もし今、自分に仕事への熱意が足りていないと感じているなら、仕事を変えるか、仕事の意味づけを変える必要があります。
私の場合は、私の考えやり方を使って、他の企業や人に成功してもらうことについてとても熱心になることができます(ときには時間を忘れるほどに)。
でも、一部の例外を除いて、多くのコンサルタントや講師らはそうではありません。
彼らは、決まったEメールを使って返事をしていたり、クライアントや顧客に直接会ったときですら、相手の話をきちんと聞いていません。自分の言いたいことだけ言っています。
要するに、クライアントや顧客に対しての熱意が足りないのです。
もしあなたが、自分の顧客(や社員・同僚ら)に心の底から関心がないのなら、どうやって顧客(や社員・同僚ら)からあなたに関心を持ってもらえます?
もしあなたが、成功した経営者たちの心の中に入っていけるとすれば、彼ら彼女らが自分の経営するビジネスの多くの側面について、強い熱意を持っていることに気づくでしょう。
幾多の困難や障害を乗り越えてきたのは、ビジネスに対して強い熱意があったことにも気づくでしょう。
それから、最初はそれほどワクワク感や関心を持てていなかったことであっても、一生懸命仕事に取り組むことで強い熱意を持つようになったことにも気づくでしょう。
私にも覚えがあります。私が大学卒業後に新入社員として入社した総合スーパーで最初に配属された売り場は、当時まったく興味のなかった「鞄・財布売り場」でした。
ところが、数カ月も経たないうちに「単なる売り場」から、「ここは私の店だ」と思えるほどにまで愛着がわくようになりました。
鞄や財布のことをわからないながらも毎日一生懸命仕事に取り組んでいるうちに、いつの間にか強い熱意を持つようになったからです。
熱意が先か後かは、さほど重要ではありません。本当に重要なのは、年齢に関係なく、自分が無我夢中で楽しめる「何か」があるかどうかです。
あなたはその何かがありますか?
最後にひと言。私も小田さんと同じように、コンサルティングや講演、このブログや執筆でも何でも、仕事については「何とか楽しく楽しく終わりたい」といつも思っています。
それでは次号をお楽しみに!
