☆サクセスby田村真二 -178ページ目

RIZAP(ライザップ)グループ 2024年3月期第1四半期決算速報!

 

 

2023年8月15日(火)

 

 

こんにちは。

ウェルネスビズの田村真二です。

 

 

「RIZAP(ライザップ)グループ株式会社」(以下、当社)は8月14日、ヘルスケア・美容事業(ボディメイク事業「RIZAP」やコンビニジム「chocoZAP(チョコザップ)」を展開するRIZAP株式会社、婦人下着及びその関連事業等を行うMRKホールディングス株式会社などを含む)の2024年3月期第1四半期決算(2023年4月1日から2023年6月30日まで)を次の通り発表しました(当社2024年3月期第1四半期決算短信より一部抜粋)。

 

 

 

 全体概要(当社コメント)

 

 

当第1四半期は、各種政策の効果や新型コロナウイルス感染症の5類感染症への移行を受けた経済活動の正常化が進み、景気は緩やかに回復しておりますが、資源高・材料高による物価上昇が続くなど、当社グループを取り巻く経営環境は依然として不透明な状況が続いております。  

 

 

このような状況の中、当社グループにおいては、前期より本格展開している「コンビニジム」chocoZAP事業の拡大に引き続き注力いたしました。

 

 

店舗投資の低減を図りながら当第1四半期には計241店を出店し、2023年6月末の店舗数は720店となりました。また、広告宣伝を積極的に行ってきたことで認知度の向上とともに入会者もさらに増加し、2023年6月末時点の会員数は55万名超に達しております。

 

 

一方で、ライフスタイルセグメントにおける前年同期からの不採算店舗の減少や前期末のBRUNO株式会社における事業売却による減収があったものの、chocoZAPの会費収入の増加によりグループ全体での売上収益は増収となりました。  

 

 

利益面につきましては、前期に引き続き2024年3月期をchocoZAP事業への戦略的投資を加速させる先行投資期間として位置付け、chocoZAP店舗の出店投資や広告・販促投資を計画的に行ったこと、また、既存事業においては原材料高・仕入価格の上昇の影響等も続き、グループ全体では営業減益となりました。

 

 

以上の結果、当社の当第1四半期の売上収益は38,725百万円(前年同期は37,745百万円、前年同期比2.6%増)、営業損失は2,864百万円(前年同期は286百万円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は3,325百万円(前年同期は862百万円の損失)となりました。

 

 

 

 ヘルスケア・美容事業

 

 

【増収減益】

売上高 127億9千2百万円(前年同期比+31.0%/同差30億2千9百万円増)

営業利益 ▲30億1千2百万円(ー/同差▲22億3千8百万円減)

 

 

●RIZAP関連事業

 

RIZAP関連事業は2022年9月より、新規事業「chocoZAP」を本格展開しております。

 

 

chocoZAPは、誰もが簡単に、毎日の生活に運動習慣を定着させることができ、毎日最短5分の運動で健康効果を得ることができる、RIZAP発の運動初心者向け「コンビニジム」です。

 

 

多くのお客様にご支持をいただき、2023年6月末時点の会員数は55万名超と急成長を続ける中、入会希望のお客様の強い需要に即応するため、引き続き積極的な出店投資を行い、2023年6月末には720店に達しております。

 

 

また、既存のボディメイク事業においては、新型コロナウイ ルス感染症拡大の影響により厳しい経営環境が継続しておりましたが、継続型新会員制度「プライムサービス」への既存会員からの移行やプライムサービスを中心とした新規会員の獲得が順調に進捗した結果、会員の継続率およびLTV(お客様一人あたりの生涯売上)が上昇し、サブスク型(生涯型)ビジネスモデルへの転換に成功しております。

 

 

●MRKホールディングス株式会社

 

婦人下着及びその関連事業においては、自社コンテストイベント「マルコシンデレラストーリーアワード2023」を実施したほか、外出機会の増加に伴う女性の美意識の高まりに合わせ、 Webプロモーションの強化や店舗従業員数の増加といった新規顧客獲得のための施策を実施いたしましたが、コロナ禍における巣ごもり需要の一服や物価高を原因とする消費の多様化に伴い、既存顧客における客単価の低下が見られ、減収減益となりました。

 

 

●マタニティ及びベビー関連事業

 

商品の差別化に向けたテストマーケティングを実施し、付加価値と単価向上に努めたほか、新たな市場でのシェア獲得に向け、中国最大級のECモールである「天猫(Tmall)」へ出店を推進いたしましたが、国内出生数が過去最少となるなど、厳しい市場 環境の影響を受けており、増収減益となりました。

 

 

●婚礼・宴会関連事業

 

新型コロナウイルスに伴う行動制限が緩和されたことから企業・法人宴会が復調傾向にあり、旅行会社と提携した修学旅行の食事会場としての利用促進も好調に進捗いたしましたが、営業体制及び顧客応対力の強化に向けた人員体制の構築を目的とする先行投資の結果、増収減益となりました。

 

 

●美容関連事業

 

スタイリストの採用や育成が進んだことにより収益基盤の強化が促進されましたが、体制強化に伴う先行投資の結果、増収減益となりました。以上の結果、全社において減収減益となりました。

 

 

 

 経営成績

 

 

以上の結果、ヘルスケア・美容セグメントの売上高は12,792百万円(前年同期は9,763百万円、前年同期比 31.0%増)、営業損失は3,016百万円(前年同期は778百万円の損失)となりました。

 

 

以上

 

 

●田村コメント

 

RIZAPグループ全体戦略としては、chocoZAP事業の拡大に力を注いでおり、むしろ一極集中投資と言えるかもしれません。2023年6月末時点のchocoZAP店舗数は720店、会員数は55万人を超え、急速に成長しています。しかしながら、先行投資による赤字額が増加し、有利子負債は502億円、利益剰余金は▲121億円となっており、事業の継続に疑問視の声もあります。

 

 

chocoZAP事業の成功か否かが同社の将来を左右する一方で、新規会員の獲得に成功したchocoZAPが直面する最大の課題は、会員維持と継続的な満足度の向上です。競争激化の中、カーブスのような定期的な価値提供と顧客エンゲージメントの戦略が不可欠とされています。

 

 

DXを活用して店舗運営をほぼ無人化し、大量広告戦略で新規会員の獲得に成功したchocoZAPですが、会員を維持することができなければ資産は負債に変ります。既に一部で顕在化する退会者の増加に対し、今後どのような施策を実施するのかが重要です。同社の動向には注目が集まるでしょう。

 

 

 

それでは次号をお楽しみに!