あなたの会社の発展を支える「適切なミッション」の作り方
2024年6月18日(火)
こんにちは。
ウェルネスビズの田村です。
世の中の変化のスピードは本当に早いですね。
「10年ひと昔」という言葉がありますが、今は「3年ひと昔」、いや「1年ひと昔」の時代です。
例えば、ChatGPTの日本語対応は2023年5月にスタートし、まだ1年程しか経っていません。しかし、すでに多くの人々が日常的に利用しています。
この例に限らず、変化のスピードがどんどん速まっていて、会社の戦略とか戦術についてもどんどん変えていくことが当たり前なのかもしれません。
一方で、会社の目的や存在理由であるミッションについてはそう簡単に変えるものではないでしょう。
ミッションを木に例えると、目標を達成するための戦略や戦術は枝や葉であり、ミッションは幹の役割を果たすものです。
会社の文化や方向性を決めるのは、まさにこの「ミッション」にあります。そうであれば、どんなミッションでも良いというわけにはいきません。
こんな話があります。以前、アメリカのある大病院で救急室のミッションの再検討を依頼されたコンサルタントが、救急室の室長に今のミッションを尋ねたところ、答えは「患者の健康」でした。
しかし、そのミッションは明らかに間違ったものでした。
なぜなら、救急室は患者の「健康」を扱ってはいないからです。扱っているのは「病気やケガへの対応」であり、迅速さが求められます。そこで、コンサルタントは現状を調べました。
驚いたことに、10人のうち8人は、テレビドラマや映画で観る救急室の様子とは異なり、「朝には治っているでしょう」「お子さんは風邪です。引きつけを起こしましたが、心配することはありません」と伝えるだけでよかったのです。
つまり、「患者の健康」ではなく「患者の安心」こそが、救急室の適切なミッションだったというわけです。救急室のミッションの実現に最も重要なことは、「直ちに診る」ことでした。
そのためには、運び込まれた患者を1分以内に診る必要があります。そのためのオペレーションの変更や人員配置の見直しが必要になりました。これは、患者(とその親や子ども)を安心させるに絶対に必要なことでした。
この例のように、会社(または組織)のミッションを再検討する、あるいはこれから作る際には、常に「私たちにとっての適切なミッションは何か?」を正面に据えなければなりません。重要なのは、言葉の美しさではなく、成果だからです。
最後に2つ質問します。あなたの会社のミッションは何ですか? それはあなたの会社にとって適切なミッションですか?
それでは次号をお楽しみに!

