その後23歳の時に、ある資産家の方からの出資を受けて「五光商事」という金融会社を開業する事にした。
大阪市内の四ツ橋に小さな事務所を借り、知り合いの紹介で個人事業者や中小企業向けの融資を始めた。
私の所に資金を借りに来るお客さんは、他の金融機関では資金調達が出来ない人達ばかりだったので、信用調査などはせずに私の目利きだけで資金を貸し出していた。
新規の貸金は紹介者に保証をさせていたので、貸し倒れをする事は少なかった。
それまでの営業経験と債権回収の経験を生かして、私の貸金業の経営は順調に伸びていった。
お金を貸す事は誰にでも出来る事だが、貸金業で収益を上げる為にはお客を見る目と資金回収の技術が必要だ。
私は独自のお客の審査方法と資金回収術を持っていたので、債務者を追い回して苦労する様な事はほとんど無かった。
金融会社でのエピソードもおもしろい話が結構あるので、また後日書いてみようと思う。
金融業の経営で相手方との交渉術や、人の話を聞き分ける事を学ぶ事ができた様に思う。
お金を借りに来る人はあまり本当の事は言わないし、返済が滞った人になると尚更なので、人にお金を借りに来る人は信用しないことだ。
身内や友達に借金を頼まれたら絶対に貸さないか、差し上げるつもりで貸すべきである。
私も一度同級生に事業資金を融資してつらい想いをした事がある。